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12章 2話 案内者

「じゃあこの書類に必要事項書いて」


「はいー」


などと武田将軍が、受付の人が出した書類にサインし、やっと中に入れることになった。

うちももっとこういう侵入者警戒をすべきでは……等と考えていると


オンタイ(うち)は平和な地域だからいいのよ。サバク(ここ)人間(・・)による紛争が絶えないって言うわ。そりゃ警戒も必要だろうね。」


とミキ。(だからややこしいから心を読むなって)

なんとか受付を通り抜け、門を開いてもらう。

ゴゴゴゴッという重たい音をたて門が開かれると、中は「気安く触るな」という雰囲気……

でもなく。賑わい、盛り上がっていてまるでお祭りのようだった。


「賑やか……ですね」


「サバクの組織は5つの組織の中でも1番栄えてるからねぇ」


とリナ先輩。

5つ?そんなにあったんだ、と呟くとすかさず日比野隊員が


「あれ、知らなかった?オンタイ、カンタイ、サバク、レイタイ、ネッタイの5つ。講義聞いてなかったの?笑 武田将軍に言っちゃおっかなー?なーんて笑」


「や、やめてくださいよ!また訓練内容が増え……」


「はいルカ、腕立て100回ね~」


「聞こえてるしほらぁぁぁ!(# TДT)」


などとやいのやいのやっていると、


「わわ!もしかして、噂のオンタイから来た破壊神の女の子って、君?」


と声をかけられた。

おや?もしかして自分、有名人??と、少し浮ついた気持ちで振り替えると、そこには眼鏡の女の子がいた。

ルカの顔を見るなり、パァッと顔を輝かせ、


「やっぱり!破壊神ちゃんだよね!私マユコ!破壊神ちゃんと同じ組織1年目です!!」


と元気よく挨拶してくれ、ルカの手を握り上下にブンブン振った。

そのマユコと名乗る少女に、サバクの組織の見学に来たことを伝えると


「そうなの!?わざわざ遠くからありがとうね!よければ将軍の所まで案内するよ!」


と言ってくれた。

その厚意をありがたく受け取り、案内してもらうことになった。

その間マユコは沢山のことを教えてくれた。


サバクの組織には司令官はおらず2人の将軍が指揮を執っていること、その将軍は兄弟で「中村将軍」と言うこと、双子のように顔がそっくりで朝と夜でシフトチェンジしていること


などと話していると将軍室に着いた。


「ごめんね、私が入れるのはここまでなの。でも受付してるみたいだし、入って大丈夫だと思う!」


そう言うと、じゃあね~と言いマユコは去っていった……

と思いきやダッシュで帰ってきて


「ごめん!忘れてた!連絡先ちょうだい!」


と言い、トランシーバーの番号を交換した。

新しい友達ができて、ルカはるんるんだった。

ありがとね~と言いながら去っていくマユコを見ながらカホ様とイオリが小声で言った。


「なんだかルカちゃんに似てるね笑」


「類は友を呼ぶんですかね?笑」


……これは褒められてるのか?

ルカは微妙な心境であった。

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