11章 19話 巫女
それでは始まります!It's show time!
〈武田将軍side〉
くそ、どこなんだ。
胴体、胴体さえ見つかれば、
あの時のお礼が言えるのに。
珍しく余裕のない武田将軍は、奥歯を噛み締めながら城内を走り回った。
王室、無い。第一王女の部屋、無い。調理室、無い。遊戯室、無い。大広間、無い。王子の部屋、無い。
どこにも、無い!
走り回って疲れ、ゼェハァと息を切らし止まった瞬間、トランシーバーが鳴った。
出てみると、リュウノスケ隊員だった。
「あっ繋がった。こちらリュウノスケです、武田将軍!」
「なんだ?下らない話だったら減給だぞ」
「ひぇっ……あ、あの城下町にて、胴体発見しました!」
!!!!!!!!!
外か!
そりゃどこを探しても無いはずだ。
「すぐ行く!」
武田将軍は疲れも忘れ、また走りだした。
〈???side〉
「村人達よ、よく聞きなさい!」
『私』は力強く村人に言い放った。
村人が『私』に逆らうことはない。
「み、巫女様!」
「これからある男が『女神様の忘れ物』を取りに来る。その者は女神様の使いである!必ずや無礼の無いようにお返しせよ!また、お返しする前に私の前に1度通すのだ!」
「「はい!!」」
相変わらず村人達は私のことを「創造神」とは呼んでくれないなぁ……。まぁ、元だからしょうがないけど。
なんにせよ、私にできることはしたよ。
あの美しい夢を抱いた男の子の上司である君が信頼に値する男か、試させてもらおうかな。
武田将軍。
読んでくださりありがとうございました!
もうじきこの章終わりたいんですけどね……なかなかまとめるのも難しいです!笑
気長にお待ちいただければ嬉しいです!




