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カルディア「仮」 

掲載日:2026/03/19

人ってのは成長する、荒野の移動は馬から蒸気機関車それからディーゼルへ、遠くの人へ思いを伝えるのも待つ必要が無くなったボタンをクリックして話すだけだ、人は『動物』とは一線を画すほど成長した、だが、愚かさは変わらない。結局、人ってのは争いをやめない、国同士が戦争してても自分のケツに火がつかなきゃ知りもりない、いや見ようともしない。そんな残念な生き物だ、だが数百年前の戦争よりはマシになった泥試合の塹壕戦ではなくなり競技化した、戦死者は出るもちろん戦争だからだ、それでも戦死者が少なくなった。

 なぜそうなったかって?

 ある大国同士の戦争が始まったとても大きな戦争だった、歴史初の一方的な奇襲だったがそこに光の柱が立ったその光の柱は奇襲していた軍の大半を焼き尽くした、そして大穴が空いた大地を見て「報復だ!」と叫び復讐の炎に駆られ一切合切を殺し尽くす勢いのまま国に攻め込んだ、そしてその怨嗟の炎は二つ目の光の柱に貫かれ消えた、そこに勝機を見出した周辺諸国が同盟を組み二つの大国に攻め込む。三つ目の柱が立つ、全ての国の人々は考えた一方的な略奪は許されないと、ひとつの条約が締結された。

 三弦ノ御柱響約

 これを機に戦争は変わった。

 そして今もう一度……



プロローグ


 「緊急速報です、昨日ヒデリ標準時13:00に修道王国ユールビィア国王、教王ソロモンからオルディエ帝国に宣戦布告がされましたその映像です『悪政を敷く邪悪な悪魔には神の裁きをくださねばならない。ここに教王の名においてオルディエ帝国に宣戦布告をする』また皇子様がオルディエ帝国に取り残されています、加えて修道王国の勝利要求は...」

 「ル・マン大統領一体どうするのですか!!!」

 「私達は中立国だ何もしない、しては行けないのだ、手を出してしまったらこちらが不利になる」

 「ですが皇子様が人質に!!」

 「だからだ! 帝国からも打診が来ている「手を出さなければ何も無い」とな」

 「上皇様からなんと!」

 「『絶対に手を出すな』と」

 「わかりました……」


オルディエ王宮

パァン……

王宮には似合わない銃声が響いた

「貴様ッ!何をしている!」

「皇帝が何故ここに!」

「帰投だ!急げ!」

「貴様達何を!まてッ」

そこに倒れていたのはヒデリ国王子、天之宮 晴火いや、旧来の親友ともだった、

「近衛よ!速くっ速く医者を!!」

「「はっ」」

「すまない、すまない、私がいながらなぜこんなことが、奴にも顔向けできない」

「いいや、君はよく国王をやっていたじゃないか、そもそも、、、無理を、言って、来たのは、僕だから……」

「もういい!喋るな」

「大丈夫、ぼくは、ま、だ死なないから……」

「晴火?晴火ァァァァァ!」

ヒデリ国駐屯基地

 「皇子様ってもの大変そうだな、国の長の息子だからって巻き込まれて、まぁオレたちパンピーには何もカンケーないけどな」

 「イブキぃ〜お前なァ」ゴッ

 「一応この国の王子様がさらわれてる非常時なんだぞ、もう少しシャッとしろ」

 「荒川さんよォ〜 だからって叩くことァねぇだろ、そもそも一国の王子だぞ下手に手出しして敵対国を増やさないだろ」

 「そうだが、そうなんだがなあ〜」

バツが悪そうに頭をかく

 「大丈夫、絶対に安全だ」

 「なんだよそれなんでそんなにハッキリ言い切れるだよ」

 「、、、信頼?」

 「なんだよそれ」

 「そもそもなァ〜シャッとしろとか言ってもよぉ特殊陸戦車両運用部隊の『人型ロボット』なんて今の時代使うわけねぇだろ、足くっつけてるんなら履帯の方が速いに決まってんだろ、なんだよ人型って稼働部位多すぎなんだよ、結局この試作機一基しかねぇのに、一機で部隊って、しかもなんだよ!ついでに開発された特殊飛行艇海捷の方が運用されてるって」

 「親父の研究成果なんだろ?あまり言ってやるなよ」

 「居なくなった奴のことなんか知るかよ」

そう言って10m級の人型の鉄の塊を見上げる、名を『魂豪』前に運用されていた三式戦車の後継機または代替品として開発された人機、輸送用飛行艇から空挺降下できるように開発された特殊車両 というご大層なスペックだが実戦経験はない

 「……ごめ「まぁともかく何事もなく戦争が終わってくれればいい」」

 「そうだな」


修道王国ユールビィア

〜対オルディエ帝国戦時特務エリア〜

 「「聞け!罪者ども!小休止を行う!5分後にここでユールビィアとの戦端を開く!敵戦力は…か」」

 「早く始まんねぇかなぁあ」

 「あぁ、お前は初めてだったな。」

 「おもしれぇ話だよなぁ、人殺して豚箱入ったが今度は多く殺せば早くでられるんだからよぉ、あんたは何やったんだ」

 「横領さ」

 「しょっぺぇもんだなぁ」

 「おかしいと思わないか?」

 「なにがだよ」

 「この戦争はユールビィアから宣戦布告してきた、本来ならオルディエの土地で防衛戦をするんじゃないのか?」

 「知らねぇよ」

 「しかも今回は上級兵も来ている」

 「だから知らねぇって」

 「俺達みたいな寄せ集めじゃねぇしっかり訓練された正規部隊だ」(なぜだ今までの戦争で上級兵含めほぼ全軍が出てきたことはなかった。一体どうなっているんだ)

 『前方1000m先にユールビィア西部軍を確認数は歩兵3000後続に多数』

 「総司令どう致しましましょうか」

 (申し込まれた数より少ない一体どういうことだ)「開戦時刻だが聞いた数と違うここは待つ」

 「わかりました左翼、右翼共々伝えます」

 (ここまで数の差があると御柱響約になってしまうかもしれない、殿下から頂いた兵を無駄にするわけにはいかない)

 「あの数なら勝てます!刑期を縮め自由なれます!!」

 「エモノの数は少ねぇんだ、俺はここに刑期を縮めに来たんだ!先にいくぜぇ」

 「おい!まて!命令はなに「帰ったら俺様は自由だぜ!」「お、おれは何も悪いことはしてないんだ!だ、だからこんなところ出てやる」「刑期なんてどうでもいい、腹の中がみてぇなぁ」

 「命令は…なにも……」

人の壁が崩れた全てを巻き込み濁流となり歴史を動かすように、また知恵がない獣のように数千数万の動物が非捕食物に向かって進んでゆく

 「「「罪者どもに告げる即刻前進を停止せよ」」」

 「「「最後だ、停止せよ」」」

 空気が紅色に染まる、鉄の匂いと共に

車上に積まれている重機関銃から火花が散る

対人に大きすぎる口径は、肉片を残すことなく霧に変えてゆく、だが獲物が多すぎた

現代の科学を持ってしても裁きをきれない

 ドンドンドンドンドンドン

 「なっ、なんで俺がこんな目に勝手に走って奴らのせいで…ッ」なんでなんでなんでなんで俺は少し横領しただけなのになんでなんで

 その先で駆け出しだ先頭が触れた時

 カッ

 体を伏せているはずなのに白銀の世界がみえるそして何かがジュッと蒸発する音と共に轟音が鳴り響く目が痛い、痛い痛いイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ

 「ガァっア゛ア゛アァァァァ」眼球の中からほじくり出されるような痛みと共に身体が宙に舞い飛ばされる全身が焼ける、俺が何をしたって言うんだなんでな…………

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