第一章(1)
もぉ〜、霊奈ぁ〜村ってまだなの〜?」
この幻想世界に来てから最初の村に案内してもらってるけどあれからずっっと歩きっぱなし。流石に疲れた
〔つべこべ言わないの。旅をするならこれぐらい当たり前になるんだから、今のうちに慣れておいて〕
霊奈はそう言うけど………
「流石に森の中を歩き続けて村に向かってるは無理あるってぇ〜」
霊奈は精霊だから疲れなくていいねぇー?
〔今、精霊だから疲れなくていいねーとか考えてたでしょ。精霊とはいえ疲れるんだよ〜?人間よりは体力あるけどさー〕
思考読まれた!?え!?うそ!?……まぁ、そりゃ読めるよね。この世界に私の住んでた世界の常識は通用しないことは昨日のことでしっかり理解したからねー
「そうなんだ!?精霊にも疲れるとかあるんだぁ〜」
意外…私の知ってる精霊は疲れ知らずの化け物みたいな存在だからなぁ………
〔そうそう、精霊でも二、三ヶ月動き続けたら流石に疲れるわよ〕
人間は二、三ヶ月も動き続けられないのよ……
〔人間感覚で一週間ぐらい、飲食休憩なしで走るようなものよ〕
あぁ〜、ならなんとなくわかるかも。私は飲食休憩ありなら、一週間ぐらいなら、動ける……かな?
(クレハならできそうだけどね〜!)
……なんか腹立つな
「霊奈、あなた私のこと体力無限の化け物みたいに言ってるよね?」
〔そ、そんなこと〜……ないよ?〕
「なんで疑問系なのよ!!」
絶対思ってたな。霊奈、あなたも化け物の一種でしょうに
〔……今、失礼なこと考えてなかった?〕
……ごめんなさい、考えてました。その顔やめてすごく怖い。ごめんってば
〔まぁ、いいや。そろそろ着くよ。覚悟しといてね、クレハ〕
は?
「いやいや!どういうこと?」
この幻想世界で最強になるにはかなり過酷な道を進むことになるみたい。まったく、ワクワクさせるじゃない!!




