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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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世界

この世界における魔法について

作者: 海無 健

[この世界の魔法について 著マズール・トコロイ]



私はこの世界の魔法物質について調べ、調べ、人生の全てを魔法研究学に捧げた。その全てをここにまとめる。集大成ともいえるこの本は後世の魔法学者の参考書となるため全世界に寄与した。



私はこの書を参考書とした。それは私でも魔法の全てに辿り着くことはできなかったからだ。



魔法は広く深い。私でも到底潜り切ることはできない。




1.魔力



魔力はこの世界に存在する物質の1つで、今まで人の目に触れることなく世界に存在していた。魔力は内部にエネルギーを秘めており、他の物質に反応しその物質の効果を増加させる。


自然界では魔力は環境に完全に溶け込み、唐突な出火ををよく起こしていたとされる。

ただし生物は魔力を扱うことができず、現在の生物が生身で魔力を扱う事はできない。


では人間はどのように魔力を扱えるようにしたのか。

2.古代魔法文字

人間は魔力に法則性を見つけた。

それが古代魔法文字だ。

古代魔法文字とは旧人間が創り出した文字とされる。

旧人間が文字を使い始めた頃に誰かが文字を適当に並べた所、突然発火したという。

定かではないが近くで炎を使用していて、火花が古代魔法文字と接触したという。

旧人間は独学でそれを独自の方法で研究し、利用したという。

主な効果は「増幅」。かなり強力であり現代魔法文字の数十倍の効果がある。

旧人間がどのように使ったかは遺跡の発掘により簡単に分かった。

なんでもカタパルトの石に書き込んで、炎をつけ、戦に使った。調理の際に使った。

さらに研究を重ね水道を作ったり、船の上では風を増幅させて航海をしたりうらやましいほど便利な生活を送っていたという。

しかし現在古代魔法は利用されていない。

それはなぜか


古代魔法文字の一番大きな欠点は増幅させたい物質が少しでも近くに無いといけない事だ。

炎を使いたいなら火種が、電気を使いたいときは電力。

そのためどこでも使える代物ではなかった。

それだけでない。

古代魔法文字は旧人間文明が滅んだ一番の原因である。



皆も知っている遥か昔の大災害。「山波」

山を飲み込むほどの津波だったと伝えられているが、これの原因が古代魔法文字だという。




その日は嵐だった。

「山波」は始め1Mほどの津波だったという。それだけなら町の崩壊程度の被害で済んだ。しかしその街には巨大な古代魔法文字があった。津波がその古代魔法文字に触れた瞬間、「山波」が生まれた。

古代魔法文字は増幅させてしまったのだ。津波のエネルギーを、何千倍として。


この津波により旧人間の文明は滅んだ。


ちなみに今でも旧人間文明は現存する。海の底に。

発見された古代魔法文字は直ちに厳重に保管される。二度と同じ被害を出さぬように。

ただ大半は一部が破壊されていて使い物にならず保管される。現在、完全な状態で保管されている古代魔法文字は3つだ。修復はできない。それはあまりにも複雑で現在の技術では無理だ、と言われ続けている。


*書き忘れていたが、古代魔法文字、などと古めかしい言葉は誰も使っておらん。現代の言葉でいうなら「魔法陣」だ。古代魔法文字=魔法陣




3.現代魔法文字

我々人間。分別のために新人間と言うが、新人間は古代魔法文の解読を不可能とした。

そこで新しく作ったのだ。どう作ったか。

簡単だ。言葉を使ったのだ。

ある時魔力が沢山集まったせいで大規模な火災が起きた。

火は無事消えたが、あまりにも被害者が多すぎた。炎に包まれた生物は黒焦げ、ただの黒い塊になってしまった。


昔居たんだ。異端が。生物の黒い塊を持ち帰った者が。

「ルイス・トロコイ」

恥ずかしながら私の祖先だ。

彼が行った奇行は許されることではない。しかしそのおかげで現代魔法史が始まったとされている。

彼が行った奇行。

彼はそれを




食った。




彼が食ったそれは、その黒は何だったかは明らかではない。

しかし彼は発見した。「魔糧丸」


人間が魔法を使えるようにした方法。それは魔力を体内に摂取することだった。

今でも現代魔法文字はこの黒を摂取して生産されるし、魔法を触ったことのある者なら常備してあると思う。



彼は黒い塊を全て平らげこう言ったのだ。

「燃えろ」

すると恐ろしいことに地に言葉が貼りついた。

現代魔法文字だ。

すると突然地から炎が吹きあがる。

彼はその光景に、自分が行ったその光景に狂ったように笑ったと。

そして炎は彼を飲み込んだ。彼は炎に包まれながらも笑っていたという。


こして始まった現代魔法文字だが、説明するまでも無いと思う。

魔糧丸を食らい、必要な魔法を口にする。



ただこれには適応・不適応がある。不適応者が無理に魔法を唱えようとすると最悪の場合口に魔法が張り付いてそのまま死ぬ。

しかし今では適応検査が出生後行われるから安心してほしい。

またこの検査で体内保有可能な魔力の量も明らかになる。



さて現代魔法文字だが、基本的に世に存在するすべての現象は再現できる。

ただし魔法にはあくまでも限度があり、体内の魔法を使い尽くした場合魔法は出ないし、あまりにも強大な魔法の使用魔力に対し体内の魔法が下回った場合それに近しい魔法しか出ない。

例えば太陽と唱えた場合、当然太陽の温度まで魔法を出すことはできないから、とてつもなくでかい火球となる。

そのため「できもしないこと」を「太陽を呼び出す」などと言われるが、現在ではあまり使われていない。



…………………………………………………………………以上だ。




あと一つ、体内の保有可能魔力量。これを増やす方法は簡単だ。体内に過剰に摂取させる。すると段々上がっていく。まあ努力って訳だ。

これで本当に以上だ。

これがあくまでも参考書となる事を私は願うばかりだ。

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