表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
災厄の落とし子  作者: 特教機関ゲリュオン
第一章:落ちてきた星
7/85

・獣人観察日記


 ここで一つ、ユナについて話しておこう。


 ユナは17歳の獣人だ。

 理由あって俺の使用人として働いている。


 身長は俺より少し高い。

 肌の色は褐色で、毛の色は白。

 目の色は青。

 爪と犬歯はかなりとがっている。

 そして三角形の耳が頭についている。

 とっても可愛い。

 あと尻尾はふさふさしていて、触ったら気持ちよさそうだ。


 見た目に関しては、狼系の獣人のお手本みたいな格好だ。



 そして、身体的特徴として忘れてはいけないものがある。


 おっぱいだ。


 年の割には結構大きいと思う。

 一度でいいから触ってみたい。


 脚もムチムチで最高!

 くびれも健康的で、イイ!


 ……身体のことはこれぐらいにして。



 ユナは鼻がいいのだ。

 食べ物の匂いを嗅いだだけで鮮度を判断したり、火薬の匂いに気付いて近くに山賊が来ていることを当てたりもした。


 大変便利な能力だが、困ったことがある。


「主様。昨日の夜、発情期だった?」

「ギクッ」


 そう、ばれるのである。

 ナニがとは言わないが。



 ユナは人語を話せるが、ちょっとカタコトだ。

 また、たまにこっちの言うことが理解できないこともある。


 獣人は言葉よりも表情や体で気持ちを表現することに慣れている。

 そのため、ご飯が美味しかった時は、

 「おいしい」と言うよりも、

 満面の笑みで食べ続けるほうが気持ちを表すには効果的だ。


 ユナも最初はガチガチだったが、最近はかなり表情を変えてくれる。

 もう少しすればもっといろんな表情を見せてくれるだろうか。

 ちなみに、感謝を伝えれて、かつユナの一番喜んでいる顔を拝む方法がある。


 なでなでだ。

 思いつきでやってみたが、なかなか良かったらしい。


 ユナは料理もできる。

 味は「美味い」というより「旨い」が正しいだろう。


 ユナは煮ると焼くしかできないが、

 調味料の扱いが上手く、肉や野菜の本来の味を引き出しているような気がする。



 あと、これはユナというより獣人の問題かもしれないが、

 衛生観念がちょっとずれている。


 ベッドでは寝ずに、カーペットの上で寝る。

 身体はあまり洗わない。

 歯磨きもしない。

 服を脱ぎたがる。

 などなど。


 基本的にはユナの意志を尊重しているが、流石に歯は毎日磨かせるようにした。


 服に関しては、「乳首と股関が隠れてればいいだろ」って感じで、際どいものを好む。

 外に行く時は露出度の低い服を着ることを約束したが、家の中では半裸状態だ。


 目のやり場に困る……。



とまあ、こんな感じでユナと楽しく暮らしています。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ