ウラジオストクにて
ウラジオストクが奇襲されてます
「ウラジオストク空襲さる、演習にあらず、繰り返す、、」 ソ連太平洋艦隊と言うほどの規模でもないが、ソ連にとって重要な艦隊の根拠地が空襲されている。港内はすでに黒煙に覆われ港湾施設も破壊されている。
こんなことができるのは、英米の他には日本だけである。
そう日本海軍の第1航空艦隊による奇襲作戦である。
ヤルタ会談の結果は政治的衝撃を日本に与えた。
日ソ不可侵条約の裏で隙あらばソ連は日本の領土を狙っていたのである。
大陸方面のうち満州方面からの引き揚げはすでに民間人についてはほぼ完了、陸軍も後衛部隊を残し撤退中であった。
一方のソ連軍はほとんどが国境守備隊程度であり、追撃できたりまして侵攻してくるほど余力もない。
このように陸上は安定しているが、海軍の視点からは、危険を感じるような状態であるのだ。
連合艦隊主力はサイパン近海に展開、米軍のヒットエンドラン的な機動力を生かした攻撃を警戒している。
内地それも日本海側にはいくらも艦隊はいないのである。
せいぜいが対潜部隊がいるだけである。
もし、ソ連軍が奇襲的に千島列島などに上陸してきたら対処困難である。
憂慮した大本営はウラジオストク奇襲を具申した。
政府内では激しい議論が展開されたが、ヤルタ会談で暴露されたソ連の領土的野心は、開きなおったソ連外務省から否定もされなかったことから、対ソ開戦を決意、上奏して「宣戦布告と同時に敵の極東における拠点のウラジオストク奇襲、港湾施設、輸送艦艇、主力艦相当の艦艇を中心に破壊し、帝国本土周辺への渡洋侵攻能力を奪い、よって帝国の防衛をまっとうする」に決したのである。
攻撃の主力は、本土にて錬成中の第1航空艦隊第3航空戦隊、第4航空戦隊の空母4隻を主力とした「ウラジオ攻撃隊」である。
雲竜、葛城、生駒、天城 に搭載された約200機の艦上機は(烈風、流星改からなる)第3次攻撃まで実施して、在泊中の巡洋艦2隻、駆逐艦8隻その他小艦艇多数及び、輸送艦艇多数を撃沈した。
さらに周辺の基地に待機中の航空機を多数撃破して、休戦まで一切の艦隊行動を阻止するのに成功する。
特に今回は先のハワイ作戦の教訓がいかされ、艦隊攻撃と共に港湾施設、燃料貯蔵タンクの破壊もあわせて実施して、破損艦艇の修理を妨害して、艦隊の再建を遅らせたのである。
戦後公開された資料では、千島列島に奇襲上陸するプランがあり、我が海軍が1日先じてなければ作戦成功の可能性もあったと話題になっている。
こんな風になってたら、北方領土問題なんかないのにねー




