カイロはどうなる?スエズ運河は?
さあイギリス支配下のエジプトも風前の灯火です
結局、カイロまで撤退する間何度も、イギリス軍も頑張ったが、東部戦線が後退した位置で安定した現在では、アフリカ軍団への補給線が安定しておるため、抵抗すれども押しきられるの繰り返しである。
さらに、イギリス側に敗北感を与えたのは、インド洋から日本海軍の潜水艦が侵入してきたことである。
それもドイツ軍すらびっくりの、大型潜水艦であり攻撃機すら搭載していて、運河周辺を警戒していたイギリス駆逐艦に雷撃して撃沈する戦果も上げた。
実際には、日本海軍も大々的なインド洋作戦をするなど困難であるが、攻撃力ある航空機を運用可能な潜水艦までいては、ただでさえ不利な東洋艦隊などではどうにもならない。
一方でエジプトの戦局はどうにもならず、スエズ運河経由のインド洋のシーレーン確保は最終的には断念された。
(今後、アフリカ回りでのインド洋行きの航路になる。)
かくして、カイロは無防備都市宣言をし、イギリス軍はエジプトから撤退 することになる。
イギリス軍には、スエズ運河の閉塞、カイロでの抗戦継続の意見もあったが、エジプト市民の反発が激しく、反英暴動にまで発展する一歩手前まできたため、断念されたのである。
これなど後にドイツ情報部の暗躍がささやかれたが実際のところはわからない。
結局、残余のイギリス駆逐艦なども活用してのエジプトからの撤退作戦は成功し、途中の空襲などにも苦しみながらも、貴重な兵員、機材を本国に戻すことに成功したのである。
なおこの撤退の成功には、モロッコ、チュニジアあたりまでもはるばる来援したアメリカ大西洋艦隊の力添えも大きなものであり、この実績が後に、大西洋の戦いに更なる影響を与えるようになる。
地中海の港、ほとんど押さえたドイツはどうするか?




