1945年正月 世界各地の点描
ここでは、1945年正月の世界各地の様子を、見て見よう。
西暦1945年の正月は様々な場所にやってきた。
今回はその各地の様子を「ゆく年くる年」の感じで紹介したい。
真珠湾では、ようやく復旧、改修の終わった戦艦ネバダ、テネシーなどが真新しい装備の元、ようやく現役に復帰している。
主砲や機関はあまりいじれず、なんとか復旧したレベルであるが、レーダーやらの電子機器は一新、対空火器もずいぶん強化された。
空からの脅威にボカスカやられたから当然か?
ブレストには新年の挨拶をしに来た、モスキート爆撃機に、フオッケウルフの新型戦闘機が食らいつき、「答礼」としている。
ドイツ本国ではメッサーシュミットの本社工場の滑走路で新たな時代の先駆けである軸流式噴進機関を搭載した双発機体が試験されている。
初号機こそ、機首にレシプロ機関装備であったが、現在テスト中の機体は純粋な噴進式機関装備となり機首にはその後の時代でも破格の火力である30ミリ機関砲4門という重装備をしている。
またその将来を期待され戦闘爆撃機型、偵察型、夜間戦闘機型などもあわせて実戦テストなどが始まっている。
機関そのものは、まだ新型の機関ということから限界使用時間も短い代物だが、そのパワーは将来を期待されるものである。
イギリスの某飛行場でも同様な機体が試験されているが、少し古臭いスタイルではある。
アメリカの某造船所ではなんと16番目のエセックス級が進水後、艤装作業が進んでいる。
ソ連では、アメリカの新型兵器開発に関わるフックスらのもたらした情報を元に類似の設計での兵器開発しているが、肝心な箇所の情報が欠落した(現在では意図的に欠落や書き換えがされていたと認識されている)ために設計は難航している。
ドイツ海軍は現在、燃料補給の問題で苦労していることから、将来艦艇に核反応炉を利用した蒸気タービン駆動を導入する予備研究に入った。
日本では真珠湾攻撃などで一定の戦果(を挙げたといわれる)特殊潜航艇にドイツからの音響追尾装置を組み合わせた無人攻撃艇を開発中。
ウクライナ独立派はドイツ軍と組んで、極秘の特殊作戦計画している。
アメリカでは最新式の爆撃機Bー29の開発中だが、新開発のエンジンの過熱やらのトラブルで開発は難航。
特に4トン位する「特殊爆弾」を搭載する場合などに大きな課題がある。
北大西洋では、あのソードフィッシュがレーダー、ロケット弾、爆雷を抱えて、ヒイコラ対潜水艦戦闘で活躍。
ソ連の首相は、連日、自分の方針に反する言動があったとされるソ連軍将校、官僚などに対する「最終的解決」についての報告を連日受けている。
日本の大阪砲兵工廠では開発中を伝えられるアメリカのBー29爆撃機対策で、空前の15センチ高射砲を実用化した。
こんな感じに 各所で次につながるであろう研究開発、ところにより粛清など、各国ともやってます。
意味があるかないかは歴史が証明するだろう。
さまざま。悲喜こもごもありますな




