口火を切ったのは艦上機
水上艦隊の交戦に先駆け、双方の空母搭載機が激突します。
ドイツのグラーフツェッペリン搭載機であった!
哨戒機としてJu87が発進、敵艦隊捜索、対潜哨戒にあたる。
さらにフオッケウルフが 艦隊上空の哨戒を実施。
また陸上から発進した空軍機も、協力、警戒にあたる。
イギリス軍も負けてはいない。
よーやくソードフィッシュの後継者がビクトリアスに乗って戦場に現れた!
不運なアルバトロスはさておいて、よーやく「羽根が1枚でも飛べる」攻撃機としてバラクーダが投入されたのだ。
年老いた「かじき」に代わる「オニカマス」である。
なんとまあ不思議な設計ではあるが、1600馬力のマーリン着けて、レーダーも完備した機体である。
油断してると危ない危ない。
さらに急降下爆撃も可能であるから、太平洋はともかく、大西洋方面では要注意の機体である。
また戦闘機もこの間まで搭載していたワイルドキャットに代わり、逆ガルのコルセア戦闘機が導入されつつある。
当初はなかなかアメリカ空母でも配属しにくい機体であったが、パワーと搭載力はたいしたもんで、ようやく最新鋭の戦闘機を搭載できたと喜ばれた次第である。
とは言うものの、全機体を更新とは行かず、一部にはワイルドキャットも搭載してはいるが、単なる対潜作戦の支援なんかで敵も大型爆撃機だけならともかく、フオッケウルフが出てくるに至っては早期の機材更新が望まれたのである。
今回はバラクーダのレーダーが探知した水上目標攻撃に雷装と爆装のバラクーダが合計12機、さらに制空任務でコルセアが7機、ビクトリアスから発進した。
哨戒機からの報告を受けたグラーフツェッペリンは、戦闘空中哨戒任務の機体を追加で発進、
フオッケウルフ戦闘機を20機、在空させ敵を待ち受けたのである。
艦隊を目視できるとこまで来ると、コルセアは上空に、爆撃任務のバラクーダは艦隊の左右に分かれ高度を少しあげる。
雷撃装備のバラクーダはこれまた2群に分かれつつ高度を下げていく。
これに対して半数のフオッケウルフが上空のコルセアに向かい、残りは艦隊外周、対空火器の射程外でバラクーダを待ち受ける。
また連絡を受けたドイツ空軍の爆撃機も、イギリス艦隊目指し進撃していく。
双方ともしばらく大変そうである。
太平洋でドンパチやっとる日米の空母連中からしたら「ショボい~!」規模の「空母戦」だが、どちらも初顔合わせの取り組みに戸惑いつつも戦います。




