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イギリス海軍の疫病神  作者: 通りすがりの野良猫
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ムルマンスク攻略だと!

ムルマンスク、対ソ連の補給物資の支援に使われる極北の港ですが、、、

ドイツ軍は対ソ援助物資の中継地、ムルマンスクを攻略しようとした、んだが。


よくよく考えたら、そんな北の外れに大規模な陸上部隊を投入しても、補給が大変なことを改めて考えたのである。


そして改めて見直した作戦は、ムルマンスクの機雷封鎖と港湾施設への攻撃であった。


艦隊を送る訳でなく、隠密裏に地味に、専用の機雷敷設潜水艦を送り込んで行った。


その過程で発見されたムルマンスクへの掃海済の安全航路を逆用して、陸揚げされたばかりの物資や港湾施設を狙う奇襲攻撃も立案され、「ローレライの宴」作戦に組み込まれたのだ。


この攻撃には、先のジブラルタル攻撃に効果的だった潜水艦発射型のロケット弾が再度使われることになったのである。


前回の作戦では、行くまでの間、操艦にも苦労を感じるような抵抗を生じた発射機は、整形覆いをつけて往路の問題をなくしさらに、発射後は容易に切り離しできる機構が考案されて、ずいぶんと楽に作戦しやすくなったのである。


ロケット弾の射程は通常の火器より短いが、沿岸砲台より射程に劣る程度の備砲しか搭載してない潜水艦にとっては十分長射程の兵器であった。


また今回初めて運用された輸送潜水艦、は小規模の陸上部隊を陸揚げしさらに回収する潜水艦である。

彼らは港湾施設に時限爆弾を仕掛け離脱する。


かくしてムルマンスクにはロケット搭載潜水艦が7隻、機雷敷設潜水艦が6隻、輸送潜水艦5隻が集中運用されることになった。


この攻撃そのものは「北の宴」と名付けられ、大西洋通商遮断作戦中、に実施されたのである。


機雷敷設はごく簡単なやり方を行った。

要するに、航空偵察や潜水艦から観測された護送船団の航路を走る商船の後をつけながら比較的浅い海面で敷設したのである。

使用された機雷敷設潜水艦はXB型で搭載している機雷はわずか60発、これを投入された6隻の潜水艦で地味に繰り返し敷設したのである。


これと併用されたロケット弾攻撃、陸上部隊の攻撃は、一時的とは言え、陸揚げされたばかりの積み荷、港湾施設まで破壊できるために相乗効果が期待された。


この戦果は改めて紹介したい。


うまく行くのでしょうか?

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