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イギリス海軍の疫病神  作者: 通りすがりの野良猫
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敵水上艦艇見ゆ!

こちらは、ウエスタンアプローチでの護衛船団を捕捉したドイツ艦隊と、護衛戦隊との交戦です。

「何っ、!」

こちらは低速の輸送船団だ。後少しでリバプール入港なのに、一番遇いたくない連中に出くわした!

「敵は、ナルビク級の駆逐艦、さらに後方に大型艦、種別は、、、シャルンホルスト級らしき巡戦。方位右40度、距離20000ヤード、高速で接近中。」

「船団指揮官あて、護衛隊司令より入電。

船団は既定の通り、敵艦隊を回避する方位に待避せよ。

護衛隊主隊はこれより、敵水上艦隊との交戦に入る。」


ホワイトエンサインを掲げた巡洋艦、駆逐艦がドイツ艦隊を迎えうつべく回頭していく。


夜戦なため、いかにドイツ巡戦でも一方的に長射程を生かしてとは行かない。

比較的近距離での激しい撃ち合いになるだろう。

「艦長、獲物はたっぷりいますな。」

「油断できんぞ」

「敵はサウザンプトン級及びC級の巡洋艦、他ハント級駆逐艦、など駆逐艦多数向かって来ます!」

「船団には護衛空母もいたとか言うが、敵機はどうか?」

「空母機は現在は未確認です。一方、巡洋艦の艦載機はひょっとしたら射出されてるかもしれません。」

「レーダーより、船団の方角より敵小型機らしき反応近づく。ごく少数の編隊の模様」

「すぐ脅威になるかはわからんな、

砲術、まずは敵水上艦艇を叩け。射界に入り次第砲撃開始。」

「了解。」


旗艦たるシャルンホルスト以下の艦隊は、イギリスの護衛戦隊主力との砲戦準備に入る。

レーダーや測距儀で捕捉した目標データは的針、的速、距離の変化率、距離、さらには装薬の温度、風向などの各要素を踏まえて方位盤で計算され、砲搭を指向する方位、砲身に与えるべき仰角を導き出す。


「撃ち方はじめ」

艦首のAおよびB砲搭が重々しく旋回し、漆黒の海の向こうに照準され、発砲される。


どうやら敵は駆逐艦が多数いるから、多分雷撃による足止めを食らわそうとしてくるだろう。

夜間だから長射程で数をうち減らさないとな。

「副砲は各個に来襲する駆逐艦を攻撃せよ!なお、魚雷発射に厳重警戒せよ」


イギリス側で、護衛空母から発進したソードフィッシュは3機。久しぶりの夜間雷撃ってことから、意気揚々の出撃である。

「シャルンホルストだと?俺が以前乗ってたグローリアスの敵だ。一矢報いないとな!」

「そうですな。」

「ぜひ我々で食っちゃいましょう!」


大西洋にしては比較的穏やかな中、超低空から3機のソードフィッシュは一旦ドイツ艦隊後方に回り込み、後方から狙うように機動している。


前の船団の護衛戦隊との交戦にかまけている時に、反対方向から襲うため。

これにより、護衛戦隊からの雷撃と相まって、敵を混乱させ、船団本隊への追跡を混乱させるのが目的である。


「年代物の雷撃機がどこまで通用するか見せてやる。」

勇猛果敢な雷撃隊である。



またもや夜間にソードフィッシュ、出撃。

どうなりますやら

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