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イギリス海軍の疫病神  作者: 通りすがりの野良猫
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追撃戦だ! しかし、、、

航空戦はあまり決定打を与えるに至らず夜戦に以降していきます

日が暮れて、グラーフツェッペリンの航空隊もすべて帰還、収容された後、これからは戦艦戦隊の出番である。


「航空隊からの報告はどうなった?」ビスマルクの司令部艦橋で、ビスマルク艦長が一番気になることを質問した。

「イラストリアスに魚雷1本命中、複数の21センチロケット弾命中で、航空機運用不可、に追い込んでます。

これは飛行甲板にあるエレベーターが中途半端に降りた状態にあるのを確認したことからの判断です。


したがって、この夜間のうちに修理可能ならば、明朝から索敵してこないとは言えません。


なお艦橋にもロケット弾が命中したため、対空火器の勢いが減少したと報告あり、高射装置や射撃統制システムに被害がある模様です。


魚雷命中により速度が若干低下しているようで、最後に確認した時点では30ノットはきついようです。


他の艦艇については、ウオースパイトに命中弾1発ありますが、残念ながら250キロ爆弾で目立つた被害はありません。


レナウン、ダイドー級にいたっては戦果の報告はありません。」このように情報参謀から報告された。

「やはり、航空機は集中運用が鍵か?」

「そうなりますね、空母は機動力を持つ航空基地ですが、日米のように70〜80機を運用できる空母が複数いないと、まともな艦隊相手は厳しいです。」

「皆が毎回タラントのイタリア艦隊を空襲する訳でないからな(^-^)!」

司令のしゃれにならないジョークに皆が苦笑したが、参謀長が「となると、夜戦が勝負ですな!」と呟く。


うなずく司令は「よし、若干速度の低下したであろう、敵の艦隊を追撃、戦果拡張のチャンスだ!諸君、今宵の宴を楽しもうではないか!」


日の落ちた大西洋でビスマルクを先頭にティルピッツ、シャルンホルスト、グナイゼナウ、さらにプリンツオイゲンからなる主隊、かなり後方にヒッバーと2個駆逐隊が前衛を勤めるグラーフツェッペリンと2隊に別れたドイツ艦隊は追撃する。


一方追われるイギリスはH部隊も必死である。

こちらが敵を見ないうちから、雷撃やらロケット弾攻撃を受け、頼みの綱のイラストリアスが少なくとも明け方まで使えない。

必死の復旧作業をやってるが、エレベーターには被弾により歪みがあり、なかなか上がらない。それも飛行甲板ど真ん中の2番エレベーターがつかえて動かない。


しかも今回はドイツ軍が雷撃かましてくれたから、前回のマルタでの空襲のように機関部に異常なしといかないのも痛い。


とにかく朝まで頑張って、搭載機を発進できれば、一矢報いることも可能性はある。

そのためには、僚艦に頑張ってもらわないといけない。


イギリス艦隊も追撃するドイツ艦隊に備えて、艦隊を再編した。

ダイドー級防空巡洋艦1隻と1個駆逐隊にイラストリアスを直衛させて、残りのフネでドイツ艦隊と殴りあおうと言うのである。


ドイツ側は追撃する立場だが敵は根拠地に逃げ帰るコース。

万が一大被害を受けた場合はドイツ側が不利である。


いずれも不安を抱えながら、暗くなった大西洋で久方ぶりの夜戦を演ずるのである。

いずれの側に凱歌が上がるやらである。


追うも必死、追われるも必死です

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