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イギリス海軍の疫病神  作者: 通りすがりの野良猫
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第4機甲師団投入!

モスクワ南方の戦局が急変します。

「ジャップが奴らの頭を抑えてるうちに、イワンの後ろを取るぞっ!ガソリンある限り前進せよ!」

モスクワ南方に現れたアメリカ第4機甲師団の司令部では、第3軍の指揮官、パットン将軍の姿があった。


2つ星のプレートを着けたハーフトラックはいつものM3ではなく、ドイツ軍から提供されたSdkfz251Dである。

星のマークを着け無線機はアメリカ製だが、紛れもないドイツ軍の車両である。

M3より高い走破性やスマートな姿が気に入った将軍はいつものように、前線に乗り込んでいく。

モスクワ北方で攻めあぐねていたアメリカ軍がどうして?


実は先のサンクトペテルブルグからの負傷兵の後送は、大規模な兵力移動のカモフラージュであったのだ。


第3軍の切り札的な第4機甲と第6機甲を装備品をほぼ残置した形で、人員を引き抜き、クイーン姉妹に載せてイギリス本土経由、地中海から黒海経由で高速機動させたのである。

そして、セバストポリに上陸させ、一気に北進してきたのである。

装備品は現地で新たな車両を受領した結果、最新の戦車、自走砲を受け取り、補給も準備万端の状況で戦闘加入したのである。


モスクワ南方のソ連軍は、ドイツ軍側面の日本軍を突く態勢にはまりこみ過ぎていたのに対してその後方とモスクワを結ぶ補給線を分断する形になったのである。


先にも述べたように、前線の航空支援には最新のジェット機が投入、さらに北方でもBー29やBー26、イギリス空軍の各種爆撃機も投入する絨毯爆撃は、第3軍主力正面でもソ連軍防御陣地を組織的抵抗が困難な状況に追い込んだ。


さらにマンシュタイン将軍指揮下のドイツ中央軍集団も前進してモスクワ東方から包囲する形を取る。


ソ連軍は当初アメリカ軍機甲師団を「格下のM4戦車中心の部隊」と見ていたが、現場からの情報に衝撃を受けることになる。





大規模な欺瞞作戦と戦略的機動、アメリカ軍ならやれそうですから

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