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イギリス海軍の疫病神  作者: 通りすがりの野良猫
201/208

ビスマルク出港

ご無沙汰していたビスマルクもようやく慣熟訓練などに出てきました

対ソ戦が終局と感じられる頃、久方ぶりにドイツ戦艦ビスマルクはウィルヘルムスハーフェンを出港して、サンクトペテルブルグにやってきた。


建前は新たに迎えた乗員の慣熟訓練、本音は海に出したくなったからだ。

ビスマルクもそれなりに改善している。

レーダーも改良された。ドイツ独自での近接信管も高射砲用に搭載された。

通信機器も改善され、ビスマルクから戦闘機指揮ができるようにもなった。

随伴するのは、ようやく傷の癒えたヒッパー。


修理にあわせて、後部甲板に対空誘導弾ライントホターの最新型を搭載された。

ランカスターに派手にやられたもんだから、二度と航空攻撃はごめんであるからだ。


また駆逐艦も魚雷をおろしてようやく量産しだした、対艦誘導弾を搭載したものになっていた。


建前は訓練をかねて、周辺海域の警戒である。

具体的な脅威に関する情報もないから、乗組員の訓練には持ってこいの環境である。


「サンクトペテルブルグ港務部から入電です。

何やら広報用の写真が撮りたいから、当隊の上空に進入する許可を求めてます。」


「周囲に敵影なければよし。巧く撮れたら本艦にも引き延ばしで送れとな。」


「了解しました。」

しばらくしたら、少しくたびれたFー5BつまりPー38の偵察型が進入してきた。


偵察機は最近はさすがにPー38ではきつい任務になって来たから、ジェットに転換していってるが、まだ残ってるってことは、、、。

管制官が呼びかけた。


「星の王子様?」

「前回不時着したときは、私もよその星に行く寸前だったが」

「了解しました、サンテックス、綺麗に撮ってくださいね」

「了解」

しばらく写真を様々な角度から撮ってから、バンクをとって帰還していった。

「さすがに伝説の飛行士って感じだな」

「そうですね、艦長」


陸上では激しい戦闘が続くなか、洋上は平和なもんである。


さあどうなるやら

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