グラーフツェッペリンの行く末は?
最近お話のなかったグラーフツェッペリンは元気です
ドイツ海軍について主力艦艇は、まだ艦艇自体の余裕がある。しかし、グラーフツェッペリンについては深刻な問題が持ち上がって来た。
空母としてはいくらも使えないのである。
いくらフオッケウルフが名機とは言え、空母が小さいためにまもなく、ジェット機の運用ができないことから第一線での使用がそう遠からずできなくなるのだ。
想像力を働かせて、戦後の海軍航空を考えてみると、すでにジェット機が陸軍航空隊あるいは空軍として導入が始まっている現実からすれば、遠からず、艦上戦闘機からジェット化が進んでいくのは間違いない。
それに対して空母としての器の小さいことは、長く使えないとなったのである。
終戦後、グラーフツェッペリンは正規空母の籍を離れ、戦後急速に発達したヘリコプターを利用した多目的母艦としての運用を模索していくのである。
最初はFa223など初期のドイツ製ヘリコプターに始まり、ベルや、シコルスキーのさまざな機体もテストしていくことになったのである。
また、戦後のドイツ海軍の正規空母については、さまざまな案が出されては、費用などから没になり、結局「現状ではドイツ海軍には空母はいらん(持ちたいけど、今は持ちきれない)」との結論になったのである。
ただし、海軍航空隊は存続して、主としてヘリコプターを運用することになる。(他に陸上の対潜哨戒機を保有)
なお、グラーフツェッペリンを改装した多目的母艦はイギリスの同種のコマンド母艦のような用途、対潜哨戒ヘリコプターを搭載しての対潜作戦などに有効なため、後々まで維持され最終的に1970年代末、二代目のグラーフツェッペリンが建造されることになり、今でも活躍することになったのである。
いろんな考え方をしましたがやはり、イギリスやアメリカと戦わない限り、ドイツ海軍には空母は高いものにつきますね。
やはり持ちきれないと思います




