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イギリス海軍の疫病神  作者: 通りすがりの野良猫
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ジブラルタル軍港攻撃準備

ジブラルタル軍港奇襲する作戦の準備は始まっている。

「艦長、また変な任務が降ってきましたね(^-^)」

「まあ、いいさ。イギリス海軍より弱小な艦隊であのグランドフリートとやりあってるんだから、思い付く限りはやらないとな。

こないだ回ってきた情報だと、連中もブレスト港に小型潜水艦を忍び込ませようとしたらしいし。」

ここは大西洋、ジブラルタル海峡の入り口。


中立国の旗を掲げたドイツ海軍の仮装巡洋艦の艦橋での会話。

Uボートにより確認されているイギリス海軍の輸送船団のよく通るルート上だ。


闇に紛れて卵のような物体を、投下していく

普段は外から分かりにくいように偽装されているが、艦尾に機雷敷設用の投下口が設置されている。

投下されている架台の中にケーブルのリールがあり、そこからケーブルで機雷本体に繋がっている。


投下されたら架台は沈降し、機雷本体は所定の長さのケーブルで、水中に係留される。

機雷本体が航行中の船体に接触、あるいは船体の近接により、磁気または水圧変化を感知して、信管が作動して爆発する仕掛けである。


こいつを、航行しながら航路に敷設していくのである。


目的は二つある。

地中海へのイギリス護衛船団の通行妨害。

ジブラルタルそのものへの補給の妨害である。


ジブラルタルの要塞には数万近い兵力が護っているが、彼らへの補給を苦しめるのである


また、ジブラルタル海峡接近中は周囲の偵察もあわせて実施である。


艦橋からは、灯火管制下で暗い中ではあるが、周囲を警戒する探照灯のあかり等でジブラルタル港のドッグが活動しているのがうかがえる。


おそらく大車輪ここ地中海で活動しているイギリス海軍の各種艦艇の修理、点検しているのであろう。


今回は無線機を増設、各種通信などを傍受して、ジブラルタル軍港の様子をうかがうのもやっている。


「あまり近づいて臨検でもされたらことだからな、敷設完了次第ずらかるぞ」

「了解しました。後数発で終わります」


かくして着々と作戦準備は進んで行くのである。


重武装をした要塞を擁する軍港への奇襲作戦です。

地道な下準備が必要であります

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