NKVD内部資料から
NKVDからの流出資料の分析はソ連の核兵器開発をあぶり出すことに成功した
1946年辺りから、密かにNKVDよりリークされている情報に最近妙な出費が出てきている。
「製品」である。
何とは書いてない「製品」は英米そして独の情報 担当者の注意を引くようになっていく。
「中型機械」「製品」などに、なぜかNKVDの「特別な警護の対象」があり、「多数の隊員が出張している」実績が含まれている。
さらに過去の記録と照合したら、「NKVD所管のかつての収容所跡地」が「軍需関連の機械製造人民委員部」に移管されている。
さらに気になるのは「当初モスクワで研究していた第11設計局 」関連の警護が「ニジェゴロド州サロフ市」で行われていることを示す会計処理が見つけられた。
一方、公式には「第11設計局」はモスクワに所在しているようにされているエビデンスもあわせて存在していた。
そしてその会計処理は最高のプライオリティがつけられ処理されている。
整理して見ると「モスクワの第11設計局が関わる「製品」はいつの間にやらサロフ市に移り作られている」となった。
さらにサロフ市には「アルザマス16」なるコードネームが付与されたことも、会計処理の資料から浮かんできた。
さらに「アルザマス16」関連には先の原爆スパイ事件に関わった工作員が、頻繁に出張していることまで判明したのである。
かくして、ソ連の核兵器開発計画が少しずつ露になってきたのである。
そして後には「製品は核兵器やロケットなどの秘密兵器の秘匿略語」さらに「第11設計局は原爆の開発をするところ」、「サロフ市の秘匿略語がアルザマス16」とか
わかってきたのである。
こうしてサンクトペテルブルグ近郊に進出したアメリカ第8空軍の地図には、ソ連の地図には存在しないハズの「アルザマス16」への「爆撃計画」が記入され検討されるようになっていく。
さらに第8空軍の爆撃リストにも乗る「栄誉」も賜るのである




