キール軍港の「巡洋艦」
次の作戦準備が着々と進んでます
「艦長、どうもこの姿はみっともないですね」
「貴官がそう思うのはもっともだと思うよ。
うちみたいなフネはもともと怪しげな素性をごまかして商船を襲うんだからな。
ところが今回の改装はさらに「シーツをかぶったお化け」を演じるんだ。
この姿を遠目からみたら、艦隊司令部のもくろみが少し見当つくがな(^-^)。」
「艦長、やはりアレのふりでしょうか?」
「多分アレだな」
キールに入港しているとある「巡洋艦」での会話である。
話の内容からは、何か大規模な改装工事について語っているようだ。
これが、ブレストにて、首を長くして空母到着を待っている、我らがビスマルクにどう関わって来るか、注目頂きたい。
ビスマルクらがブレストにある間に、本艦の改装が様々にされている。
一番はやはり対空火器の変更である。
なんせ戦前に考えられた以上に航空機と言うものが「凶暴な凶器」と化したからである。
戦艦クラスでも、高射砲を片舷4門くらい、巡洋艦なら片舷2門の連装高射砲を積んだら、まあ大丈夫と戦前は考えられていた。
対空機関砲も近接防空用に数門あればよしと思われていた。
ところがどっこい、わがスツーカやらの活躍はそれどころでない騒ぎを起こしたようだ。
聞くところによれば、スツーカの攻撃阻止には、最低限20ミリ以上、できたら40ミリクラスの中口径の高い発射速度の高射機関砲をできるだけ積む必要がある。と結論でたそうな。
幸いイギリスにはあのような急降下爆撃機はなく、少数の艦上爆撃機が急降下爆撃可能ってことらしい。
とは言え、先の海戦のように米空母まで出てくるならスツーカより高速で搭載量もそれなりのドントレースやらも遭遇しないとも限らない。
そのための準備で主砲の爆風の影響のないあたりに新たな単装機関砲が装備されたりしている。
また、これはまだ決定ではないが副砲も降ろして高射砲を増加する案まであるそうだ。
これにはなんとか言う教授らが開発してるロケットまで搭載するなどの案まであり、まだ工事までには時間を要しそうである。
とにかく次の作戦までにはなんとかしてもらわないとな。
ドイツ海軍としたら大きな「艦隊」もイギリス海軍と比べたらちっぽけな物です。
使いどころが肝心です




