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第十八回 制服捜査(佐々木譲)

<あらすじ>

札幌の刑事だった川久保篤は、道警不祥事を受けた大異動により、志茂別駐在所に単身赴任してきた。十勝平野に所在する農村。ここでは重大犯罪など起きない、はずだった。だが、町の荒廃を宿す幾つかの事案に関わり、それが偽りであることを実感する。やがて、川久保は、十三年前、夏祭の夜に起きた少女失踪事件に、足を踏み入れてゆく――。警察小説に新たな地平を拓いた連作集。

※引用:Amazon.co.jp


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 連作短編小説の教科書。そう呼んでも過言ではない作品。

 収録5作品、全ての話が絡んだ秀逸な警察小説です。2006年、「このミステリーがすごい!」国内編第2位にも輝いている。

 主人公は、町の駐在さん。警察小説では中々着目されないポジションですが、駐在を主人公に据える事で「町」というものが、面白いぐらいにクローズアップされている。

 田舎の人付き合い、因習、噂、嫉妬、腐敗。北海道に住む著者だからこその、リアリティが作品にはあります。


「あ~田舎でのんびりと暮らしたい!」


 そんなの幻想ですよ! 幻想!


 ストーリーの構成も小気味よく、特に「仮葬祭」などは素晴らしいの一言。

 警察小説初心者にもお勧めかな?


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


区分:現代

ジャンル:警察小説

続編:あり

こんな物書きにオススメ:田舎のえげつなさを書きたい人

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