表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/29

第十一回 乱離の風―若き日の立花宗茂 (滝口康彦)

<あらすじ>

九州戦国時代、互いに覇を争い合い、離反・服属をくり返す武将たち―その乱世にあって、落日の色濃い豊後の大友宗麒一筋に義を貫き通した柳河藩主立花宗茂の、いさぎよい青春時代を中心に、実父の宝満・岩屋城主高橋紹運、義父の立花城主立花道雪との父子愛など、鮮やかに活写した長篇時代小説。

※引用:Amazon.co.jp


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 立花宗茂を主人公にした作品で素晴らしい作品が、三つある。


 葉室麟「無双の花」

 志木沢郁「立花宗茂」

 そして

 滝口康彦の「乱離の風―若き日の立花宗茂」である。


 ん~見事である。流石は、滝口先生と言うべきか。

 主人公は立花宗茂であるが、その実、主人公は道雪と紹運。そしてそれに殉じた男たちである。宗茂はストーリーテラーに過ぎない。ギン千代など、途中で消え失せたほどだ。

 この物語は、いぶし銀の男たちの物語と言える。特に岩屋城攻防から、その復讐戦たる高鳥居城の戦いが熱い。また戦の描写には「上井覚廉日記」を引用しているのが好ましい。立花が中心だが恵利内蔵助も登場し、秋月への配慮も見せている。九州戦国好きは是非一度読むべきである(現在は改題され「立花宗茂と立花道雪」で発売されています)


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


区分:戦国時代

ジャンル:歴史小説

続編:なし

こんな物書きにオススメ:九州戦国時代を書きたい人


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ