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カオスな学園に来ちゃいました  作者: 狼天狗
第1章 学園にて
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第4話 新たな人々

 さーて、今回は考えてくださったキャラ、多数出しますよ〜!

 まだ出てないキャラは、次回辺りに出します!

【前回のあらすじ】

 野原 平和、雅凰 冥、楠絡 白十に出会った!以上!



♢♦︎♢♦︎♢



「おはようございまーす!」


 挨拶をするエレンに、皆も挨拶をし答える。


 いつも明るいエレン…といってもこのクラスが会うのは、まだ二日目だが。


「このクラスは死亡者いなくて良かったよ! みんな優秀だね〜!」


 エレンは笑顔で褒める。


「さて…睡眠を取っている子達もいるみたいだね。とりあえず、お昼ご飯まで自主トレね。」


 自主トレとは、自主トレーニングの略。

 エレンは、図書室の使用を許可した。



♦︎



 健は青砥と同行し、図書室に行くことを決めた。健達の他にも、図書室へ行く者はいた。


「お前ら、どこ行くんだ?」


 体がごつく、如何にも強そうな人が健達を止める。


「図書室です。」


 同じく図書室に向かっていた一人のクラスメイトが、その人に答える。


「ガッハッハ! そうかそうか! 頑張れよ! あ、わしは斎藤 豪貴(さいとう ごうき)だ。三年だ。宜しくな!」


 豪貴は相変わらず笑って、その場を去った。


「なんだか番長みたいだな。」


 青砥が健に囁く。健も小さく頷く。



♢♦︎♢♦︎♢



 図書室に入ると、一人の女性が本を読んでいた。先生だろうか…?


「ん?なになに…『私の名前は千里せんり 三咲みさき♪』…なんでメモ帳でなんだ?喋らないのか?」


 青砥はメモ帳を読み上げ、問う。三咲はまたもやメモ帳に何か記入する。


「『静かに読みなさい‼︎』…わかりました。」


 なぜメモ帳を使うのかは教えてもらえなかったが、読んでいいと許可をもらった。


「これ、なんですか?」


 一人の女児が、資料みたいなのを三咲に見せて聞いた。


「『これは過去のモンスターの資料♪』…なるほど、読んでいいですか?」


 三咲は頷き、尺渡す。


「ありがとうございます!」


 女児はその資料を抱え、椅子に座って広げ始めた。



♢♦︎♢♦︎♢



 一方で、外で特訓をしている生徒達。


「心愛、調子どう?」


 別の場所で特訓していた凪が、心愛の調子を見に来た。


「大丈夫。凪ちゃんはどう?」


「私もいい感じよ。生きるために必死なんだから。」


凪はキリッとした顔で言った。


「うん、私もいいと思うな〜。」


「「わぁ!?」」


 いつの間にか凪と心愛の後ろにいた先生らしき女性が、呟いた。


「ごめんね〜、脅かす気は無かったんだけど〜…私の名前は西条さいじょう 水面みなも。A組の担任だよ〜。」


 A組の担任が、なぜこんなところにいるのだろう…周囲で特訓していた生徒達が、水面に目をやる。


「なんでここにいるんだって顔してるね〜…A組は君達の先輩に任せてるんだよ〜。」


 なんて勝手なんだろう。一部がそう思った。


「水面先生?何されてるんですか…」


「エレン先生〜、手伝いに来ましたよ〜。」


 陽気な感じでエレンに答える水面。エレンは呆れた顔をした。


「ありがとうございます…でも、自分のクラスの生徒を大事にしてくださいね?」


「わかってますって〜。じゃあ、二人共、始めようか〜。」


 ニコッと笑って、凪と心愛の背中を押す。


「あの〜…水面先生?」


 水面の背後に、前夜あった野原 平和がガトリングを持ちながら何か言いたそうにしていた。


「ちゃんとA組のみんなに教えていただいていいですかね?」


 怖い顔で笑う平和に対し、水面は…


「あれ〜?平和君、平和に行きたいんでしょ〜?」


 先生なのに子供心が感じられる。


「とりあえず、来てもらいます。」


「ああ〜! あ、二人共頑張ってね〜。」


 平和に引きずられながら手を振る水面。凪と心愛は、ポカンと見ていた。


「さ、さあみんな、お昼までもうちょっと。頑張ってね。」



♢♦︎♢♦︎♢



 一年E組…シンとミカが、教室で雑談していた。今夜のことだ。


「まだ誰と同行するか聞いてないけど…大丈夫かな…」


「大丈夫だって! E組は七人亡くなっちゃって…B組は死亡者なしらしいし…A組は三人で、C組とD組は二人死亡したらしいけど…私たちは生きてる! まだ諦めちゃダメ!」


 必死に慰めるミカに、シンは頷いた。


「そうだね、諦めちゃダメだよね…よーし! 特訓頑張ろう!」


「特訓なら、私が教えてあげる。」


 教室の扉の前に立っていた、女性。


「私の名前は弥埼やさぎ さち。二年生。ほら、外に行こ。」


 幸は名を名乗り、廊下へと歩いて行った。シンとミカも、状況が読めずついていく。



♢♦︎♢♦︎♢



 場所は三年C組…茉莉花の教室だ。ほとんどが寝ていて、居るのはたった三人。


「なあ、活躍…」


 茉莉花は、活躍という名の人物に呼びかける。春夏秋冬ひととせ 活躍かつや…彼は基本テキトー主義だが、任された事は確実にやり遂げる、ある意味先輩らしい先輩。

 但しその実力はまさに化物で、軽機関銃を両手持ち(片手で1丁ずつ持つ状態)で平然と扱い、多少は外れるが的確に弱点に当てていく。弾道に普通に勝てるくらい強い。但しテキトー主義である。


「なんや?」


 活躍は、通常時は大阪弁。皆からも好かれている。


「今夜、どうするんだ?」


「そうやなー、テキトーに一年に着くわ〜。」


 やはりテキトー主義、活躍。茉莉花は、ここにちょっと困っている。


「わかった…お前なら大丈夫だろう。私は真麻の元に行ってくる。」


「ほな、またな〜。」


 茉莉花は活躍と別れ、教室を出て行った。残ったのは活躍と一人の男児。


「やけに無口やね、争汰。」


 争汰…彼の名前は荒粉あまぎ 争汰そうた。仲間思いで、優しいがキレると恐ろしいと、活躍達から思われている。

 言いたいことは超絶バッサリ言う。


「ふん、そんなことねぇよ。」


 少し荒く、またここがかっこいいところ。


「ほうか?ならええんやけど…ってどこいくねん!」


「適当に歩いてくる。お前みたいにな。」


 争汰は右手をポケットに突っ込み、左手で手を振る。活躍は呆れたように、前を向いている争汰に手を振った。



♦︎



 時刻は正午。特訓や、睡眠を終えた生徒達が食堂にやってくる。


「あー、腹減った〜。」


 青砥はそう言い、腕を頭の後ろに組む。健は共感し、食べ物を取りに行く。


「疲れたね〜。」


 話しながらやってくる心愛と凪。


「幸先輩、ありがとうございました!」


 シンとミカは、特訓してもらった幸にお礼を言い、食堂へと入る。


「一人は暇やね〜。」


 相変わらず大阪弁の活躍も、食堂にやって来た。


「さーて、食うか!」


【次回予告】

 いや〜結構いろんな人出たな〜。まだ出てない人達、楽しみだな〜。因みに春夏秋冬 活躍は友情出演!

 さて、次回予告!二日目の夜、編入生現る?!

 次回もお楽しみに!

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