第3話 苦戦する者達
ロケットランチャー強いですよね。
【前回のあらすじ】
南東西にて、それぞれ刃向かった敵共を倒した。以上!
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南
鶴喰はエレベーターを見つけた。見た感じ、動きそうだった。
試しにスイッチを押してみる。すると、エレベーターが動いたのか、音がする。
そして、扉が開いた。見事にエレベーターが上がってきたのだ。皆は次々に乗り込む。
だが、エレベーターは地下四階までしかなかった。地下一階と地下二階のスイッチは一応あったが、壊れているため押しても反応がない。
地下四階へのスイッチを押し、着くまで待った。
気付いたらついた音が鳴った。皆は降りていく。
「エレベーターがあって察したが…だいぶ手が加えられているな…」
壁や床は鉄板でできており、部屋も幾つかあった。皆は警戒して進んでいく。
角の奥から聞こえてくる声。敵の兵だろうか。皆は角側で、息を凝らす。
「な、何者だ! ぐはっ…」
気付いた兵士の首を締め、気絶させる。まだ気づかれていなかったのか、敵の兵士は気付いていなかった。
「ふぅ、間一髪だな。」
皆は再び進んでいく。長い道のりだ…
♦︎
一本道の先に、広いホールがあった。如何にも怪しいと察す、真麻。
だが、立ち止まっていてもいけないので進むことにする。
皆がホールに入ったと同時に、入ってきた方とその先の道が塞がれてしまった。
皆は罠だったと考えた。
だが、冷静な鶴喰。皆に警戒心を促す。
すると、大量のモンスターが上から降ってきた。皆は瞬時に武器を構え、連射する。
「倒せー!」
鶴喰の呼びかけに皆は確実に攻撃を開始する。危機的状況だが、冷静的に敵を処理する。
度々、殺されてしまった者もいるが御構い無しにモンスターへの攻撃を続ける。
あともう少しだろうか? だいぶモンスターの数が減ってきた。
皆は息を切らしているが、撃つのを止めない。いや、止められない。
♢
「ひぃ、ふぅ、みぃ…くそっ、数十人も犠牲になってしまったか…」
何人かの兵士と、少人数の生徒が死んでしまった。だが、そこで悔しんでいるわけにもいかない。先に進まなければならないのだ。
再び、鶴喰を戦闘にして封鎖されてしまっていた先を進む。
それにしても、あまり枝分かれしていなく誘導されている感じになっているが、大丈夫なのだろうか?
♢
エレベーター前。少し広くなっていた。またもやモンスターが出てくるパターンだろうと、皆が思った。
だが、降ってこない所が、何も起こらない。これも罠であろうと、鶴喰は警戒を促す。
無事にエレベーターのスイッチを押せた。だが、そこでも何も起こらない。罠はどこまでなのだろうか…
エレベーターが上がってき、乗り込む。だが、先程乗ったエレベーターよりも広かった。いや、広すぎた。さっきまでいたホールと同じぐらいの大きさだった。
「どうなってるんだ…」
茉莉花が呟く。誰もがその反応をするだろう。こんな広いエレベーター、見たことない。
突如、エレベーターの天井を突き破って大型のモンスターが現れた。やはりこのまま行かせてくれるわけではなかった。
「皆、端によれ!」
鶴喰が命令し、皆は直ぐに寄っていく。次の相手は巨人レベルではない。むしろ、巨人がグレードアップされたかのように代わっていた。
そのモンスターは腕を使って攻撃し、避けそびれるとワンパンだろう。どう倒せばいいのだろうか…
「神兵がいればな…」
茉莉花が呟く。それもなぜかというと、赤月 神兵はロケットランチャーを扱う。だから、その一撃を何発も喰らわすことができれば直ぐ倒れるだろうと考えたからだ。
「ロケットランチャーは無くとも、剣使いはいるだろう?」
兵士が茉莉花に言う。茉莉花は頷くが、剣で倒せる相手なのだろうかと不安になる。とりあえず、鶴喰から攻撃することになった。
「こいよ、モンスターさんよぉ!」
鶴喰は挑発する。だが、モンスターはなんとも思わず鶴喰の元へと寄っていく。
鶴喰は下がりながら発砲する。だが、当たってはいるものの無傷。
「しまっ…」
モンスターの殴りを避けそびれ、脚を殴られてしまう。それも重量級で、脚を負傷してしまった。
「大将!」
一人の兵士が鶴喰の元により、引っ張り寄せていく。だが、モンスターは再び殴りかかっており、このままでは当たってしまう。
「こっちだよ〜。」
誰かがモンスターの気をひく。気を引いたのは、甘味 りんご。神雷剣で首元を攻撃していたが、何も効いていなかった。
「やはり無理なのか…」
茉莉花は頭を悩ます。隣にいる兵士も溜息を吐く。本当にどうしようもないのだろうか…
りんごは素早い動きで、モンスターのあちこちを斬っていく。しかし、やはり無傷。鉄のように硬かった。
りんごは息を切らし始める。そう長く保たないだろう。雷を発砲するも、痺れたりせずに只々追いかけてくるだけ。
「あ…」
りんごは呼吸するのに気を取られてしまって、モンスターの攻撃を交わせない状況に…だが、そこで茉莉花が飛んでいき、避けれて間一髪だった。
「これは…」
りんごが目にしたものは、ロケットランチャー。何故かそこに落ちていた。
「茉莉花さん、これ!」
りんごは茉莉花を呼び、ロケットランチャーを見せる。希望は見えた。このロケットランチャーで対抗できると。
弾は三発。これで倒せなかったり、外したりしたらそこで終わり。皆の敗北となってしまう。全ては茉莉花に託された。
茉莉花は近づいてくるモンスターとの距離を置き、撃つタイミングを見計らう。
まずは一発目。頭を命中した。再び距離を置いて、発砲する。二発目も頭を命中。ラスト三発目。しかし、外してしまい壁が壊れる。
「嘘…だろ…」
最後の希望が消えてしまった。これではもうモンスターを倒せない。誰もがそう諦めた、その時。
「うおおおおお!!」
輝が我を忘れて発砲し出した。皆は黙って見ていた。
だが、銃弾が切れてしまった頃にはモンスターは唸り声を上げて倒れていた。
「た、倒した…」
輝は崩れ落ちた。皆も、肩の力が抜けた。
「お、着いたようだな。なかなか苦戦したが、まだまだだぞ。まあ、俺もこの様だがな。ははっ。さあ、行こう。」
鶴喰は兵士に肩を貸してもらいながら、エレベーターを降りて行った。
【次回予告】
次回は東。遥率いる東では、中将のような敵が現れる。仲間は次々と殺られるが、遥達の運命は…




