第7話 謎のモンスターとの戦闘【後】
後編です。
【前回のあらすじ】
生徒達が入れ替わりでモンスターを攻撃していった。以上!
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あれから数分経ったが、未だにモンスターはダメージを負っていない。寧ろ、ハイド達の方がダメージを負っている。
「どうしたらいいのかしら…」
クロスボウを構えながら呟く亜神。隣で銃を構えながら頭をひねる光。と、そこに弥埼 幸が銃を構えて光の隣にいた。
「とりあえず、撃ってみるってことね。」
亜神達は、再びモンスターを狙い始めた。
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ハイドは、息を切らしながらも同じ行動を繰り返している。だが、体力が保たない。
「選手交代だ。」
声の主は南 壊。彼はナイフを使うため、近距離では優秀。遠距離でも投げナイフを使うのでどちらとも向いている。才能の持ち主だ。
彼は基本的無口。だが、ピンチ時は動く方。それに今の状況、壊は有利かもしれない。
壊はナイフを両手に構え、ダガーのように持つ。そして、モンスターの元へ走っていき回転し切り裂く。
「やはりダメか…」
切っても無傷だったモンスターを見たハイドは、溜息を吐く。だが、壊は切り続ける。
「おらぁ!」
モンスターの攻撃を交わしながら、弱点部分を探し出す。
光と亜神は、止めずにそれぞれの武器でモンスターを狙っている。
それにしても、壊の動きは素早く素晴らしかった。モンスターの攻撃を華麗に交わしている。
「どうだ!」
モンスターの額をナイフで突き刺す。だが、悉く弾かれる。このモンスターに指さえ触れさせられないのだろうか。
「どうなってんだよこいつ…」
壊が息を切らして呟く。その場の誰もがそう思うだろう。
「がはは! 苦戦しているな、壊。」
番長のような笑い方の斎藤 豪貴は、ガトリング砲を構えて歩いてくる。
壊は深呼吸して、豪貴の方を見る。
「わしも応戦するぞ。」
豪貴はそう言って、モンスターに歩み寄る。壊はなんとなく、豪貴がしようとしていたことを悟った。
壊はモンスターの背後へ走って行く。豪貴はゆっくりとモンスターに正面から歩み寄る。
モンスターは豪貴の方に気を使う。
「喰らえ!」
豪貴は叫び、連射する。全て弾かれているが、これも作戦の内。その弾かれた弾を壊がナイフで飛ばし返す。
この発想に対応できなかったモンスターは、その弾を喰らってしまう。
「おお!」
平和は思わず感嘆の声を上げる。だが、まだ少ししかダメージを与えられていない。油断してはいけない。
と、モンスターに連射する音が聞こえた。そこには、ガトリングを二つも持った軍服を着た謎の人物がいた。
モンスターは大量の弾を防ぎきれず、命中し倒れてしまった。その軍服を着た謎の人物に、豪貴が近づく。
「サンキュー!」
豪貴が謎の人物の肩に手をかける。謎の人物はそのまま前に来、豪貴の腹をナイフのようなもので刺した。
「ぐふっ…」
豪貴は腹を抑えて倒れこんだ。壊は目を大きく見開かせ、豪貴の元に駆け寄った。
「てめぇ…!!」
壊は恨みの目で謎の人物を睨み、ナイフを腹部に突き刺した。謎の人物は静かに倒れこんだ。
「ゴホッゴホッ…」
咳き込んでいたのは豪貴。なんと無事だったのだ。亜神が心配して寄ってくる。
「いや〜、危なかった! 防弾ジョッキって有効だな!」
豪貴は、がははと笑った。亜神達は肩の力が抜けた。
「とりあえず、休むわよ。」
♢♦︎♢♦︎♢
こちらは軍基地。モンスターの排除を完了した真麻達が、軍基地内の会議室に行っていた。
「よし、全員揃ったな。それじゃ、話すぞ…」
【次回予告】
隊長に会議室に招集され、会議を始める真麻達。そこでモンスターの真実が明らかに!?




