第5話 軍基地到着 謎のモンスター到来
さあ、軍基地に行きますよ。
【前回のあらすじ】
兵士達に会った。以上!
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健達は鶴喰一向に案内され、軍基地へと向かう。今は洞窟から出てきたところである。
「モンスターには気をつけろよ。」
鶴喰に注意を促される。皆は勢いよく返事する。
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「見え始めたぞ。あともう少しの辛抱だ。踏ん張れ。」
既に皆は息を切らしていた。数体のモンスターが追ってきている。
「あいつら、しつこいな。」
茉莉花が振り向いて言う。そこでアルフォード兄妹が足を止めた。
「皆さんは先に行っててください。」
「一体何を考えて…」
「鶴喰さん、大丈夫ですよ。さあ、行っててください。」
鶴喰はグレイヴを見る。グレイヴはモンスターの方を見つめたまま何も喋らない。
鶴喰は決心し、軍基地の方へと再び走る。それを追うかのように、アルフォード兄妹以外走る。
「兄さん、行くよ…!」
ハミルの言葉にグレイヴは頷いた。そして、モンスターの元へと走り行く。
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「門を開けてくれ!」
鶴喰が叫ぶと同時に開門する。追ってきているモンスターは、狙撃者達が排除してくれている。
「おお、鶴喰じゃないか。」
隊長のような人物が鶴喰に声をかける。
「お久しぶりです。隊長…」
「はっはっは! なんだその様は! それでも大将か?」
隊長は大袈裟に笑って言い聞かせる。鶴喰は照れくさく笑い、立ち上がる。
「それで、この子供達は何だ? 生き残りではなかろう?」
「あ、戦闘学園という学園の生徒達らしいです。」
一人の兵士が答える。
「戦闘学園…か。覚えがあるな。」
隊長が懐かしそうに呟く。
「隊長! 押されてます! 御指令を!」
「おお、すまぬ。鶴喰達は応戦しろ。生徒諸君はこっちに…」
「私達にも手伝わさせてください。」
真麻が前に出る。
「オホホ、私も戦いたい気分ですわ。」
マリアが血が上ったかのように前に出る。
「そうか。だが、自分の命は自分で守るんだぞ? いいな?」
「「はい。」」
二人は返事し、狙撃者達がいる場所へ走っていく。
「他の者はこっちに来い。」
隊長に案内され、皆はついていく。
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真麻視点。真麻の目と鼻の先に、アルフォード兄妹が戦っているのが見える。応戦はそのうち来るのだろうか…
マリアも狂ったように撃っている。他の狙撃者達も熱心に戦っている。
相手はほぼ近接戦闘のモンスターだが、たまに銃を使うモンスターもいて苦戦している。
「うぐっ…」
付近で狙撃者が痛がっている声が聞こえる。真麻が撃つのをやめ、辺りを見渡す。だが、他の狙撃者から声をかけられる。
「集中するんだ。構ってられない。」
真麻はその言葉に戸惑ったが、再びモンスターを撃ち始める。
そういえば、アルフォード兄妹が二人で戦うと最強と言われている。あの二人は大丈夫であろう。余程の事がない限りだが。
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こちらはマリア視点。相変わらず高飛車気分で笑っている。
周りの狙撃者は少々気にしてはいたが、モンスターの方に気を配った。
「危ないですわよ。」
マリアの隣にいた狙撃者が襲われかけたが、マリアによって倒されその狙撃者は間一髪だった。
「あ、ありがとう…」
「オホホ、さあ気を引き締めて。」
その狙撃者はもう一度銃を構え直し、モンスターを狙い撃ちする。
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一方、数十人が残った戦闘学園では、危機的状況に追い込まれていた。
「僕も行けばよかったな…」
そう呟いたのは野原 平和。戦闘にうんざりしていた。
「にゃー。気を緩めたらいけないにゃ。」
その言葉に反論したのは、猫間 千香。彼女自身も行けばよかったとは思っていた。
「そうだよ。頑張るなう〜。」
千香に共感する、なうが口癖の雅凰 冥。彼女は何とも思っていなかった。
「それにしても…変な物体が降ってきて校舎が壊れたかと思えば、モンスターが湧き出てきたし…」
そう、危機的状況とは校舎が壊れ、モンスターが湧き出てきてピンチということだ。
地下は大丈夫だったが、一階から三階までは破壊されてしまっていた。
平和達は南を守っていた。因みに、平和、千香、冥以外にも人はいた。
「なんだ?」
平和は急に、変な胸騒ぎがする。
「伏せろ!」
平和達の背後にいた三年生が、叫ぶ。平和達は慌てて伏せる。
「いてて…なんだあれ…」
中心部にいたのは謎のモンスター。それも大きく、二階ぐらいの大きさはある。
「嘘だろ…こんな状況でかよ…」
平和は溜息を吐いて呟く。冥は目を疑った。幻覚でも見てるのではないかと。だが、明らかに見えている。本物だ。
【次回予告】
急に謎のモンスターが現れ、目を疑ったがやはり本物。
さて次回。謎のモンスターとの戦闘。犠牲者は如何に?!




