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第3話 進めない先 失踪校長

次回辺りから大きく進歩するかと。

【前回のあらすじ】

 健達は地下三階へと足を踏み入れた。一方で、謎の軍人が現れた。以上!



♢♦︎♢♦︎♢



「くそっ、進めないだと…」


 少し進んだ後、道が封鎖されていた。茉莉花は残念な気持ちになる。


「ここまで来たのに進めないなんて…」


 大樹も悔しがる。亜神は溜息を吐いた。


「はぁ…はぁ…はぁ…」


 健達の背後で荒い息が聞こえる。振り向くと、そこには覚が立っていた。怪我はないようだ。


「良かった、覚さんが無事で何よりです。」


 健は安心する。青砥も同じく安心する。


「でも覚。残念なことに道が塞がれてる。これじゃ進めない。爆のダイナマイトでもダメだろ?」


「ああ…厳しいな…」


 爆は眉を潜める。


「ん? 静かに…」


 茉莉花が人差し指を立てて合図する。皆は瞬時に静かになった。

 茉莉花は通信機を取り出して、状況を確認する。

 だが、深すぎる所為か真麻に連絡が繋がらない。


「真麻はどこに…」


 茉莉花は仕方なく、地下一階と地下二階に知っている者がいるか確かめる。


「あ、豪貴が地下二階にいるな。」


 豪貴、健と青砥が大分前にあったことがある人物だ。


「がっはっは、茉莉花どうかしたか?」


 相変わらず番長のように笑う豪貴。茉莉花は口を開け始める。


「豪貴、お前は一人か?」


「ん? 一年生の昼夜と一緒だぞ。」


 朝 昼夜。一年D組の生徒だ。


「そうか。昼夜、通信機は持ってるか?」


「持ってる。」


「なら、真麻と繋いでくれ。」


 昼夜は言われた通りに真麻に通信し始める。だが、数分経っても繋がらない。それもそのはず。真麻は三階にいるのだから。


「くそっ、なら一階にいる連中は…」


「ん? 一階で異様な影が…」


 豪貴が何かを感じ取った。


「とりあえず茉莉花。地下二階と地下一階を結ぶ階段のところに来てくれ。待ってるぞ。」


「え、あ、おい!」


 通信が切断された。茉莉花は溜息を吐いて決めた。地下二階に向かうことを。



♦︎



 数時間後、やや時間が掛かってしまったが待ち合わせの場所に着いた。そして、豪貴達と合流する。


「急いで一階へ行くぞ。」


 茉莉花の合図に上へと登っていく。



♦︎



 数分経って一階へと戻ってきた。茉莉花は通信機に目を向ける。真麻の居場所が映し出された。


「地下三階の廊下…西棟か。」


 とその時、反対側から人の声がした。


「心愛、凪、愛!」


「なんだか久しぶりですね。」


「私は初めてですが…」


 心愛と凪は一年B組。愛はD組だ。それにしても、三人はずっと一階にいたのだろうか?


「私達はさっきまで二階にいたわ。一階から不吉な予感がしてね。」


 凪の言葉に豪貴は、耳を傾ける。


「?! 静かに!」


 声を殺して昼夜が言う。皆は一斉に黙った。

 どこからか足音が聞こえる。愛は体を震わす。だんだんこちらへ近づいているのか?

 茉莉花は気持ちを抑えきれず、飛び出してしまった。


 そこに立っていた人物は、血の付いたナイフを片手に持っていた。健は唾を飲み込む。

 見た感じ軍人。一体どうしたというのだろうか。


 軍人は無言で茉莉花を刺してくる。だが、素早く避ける。


「皆、頭を下げろ!」


 爆が叫び、言われた通りにする。茉莉花は素早く下がる。そう、爆は軍人の足元に爆弾を転がしたのだ。


「ぐはぁ!」


 軍人の体から血を発し、息を途絶えてしまった。念の為に大樹は脈を触る。


「……」


 大樹は無言で首を振った。死んでしまったと皆は思った。

 それにしても、なぜあんな行動をしたのだろうか?


「そういえば、今何時だ?」


 豪貴が皆に聞く。口を開いたのは心愛。


「六時を回ってますね…」


 一同は驚く。放送も流れないし、モンスターもそこらにいたまま。もしやと思い、健は校長室へと走る。大樹は焦って健の跡を追う。



♦︎



「校長!」


 健は必死に校長室の扉を叩くが、応答なし。大樹は頭を抱える。


「あれ、健君?」


 声の主はエレン。見回っていたのだろうか。


「エレン先生、校長は?」


「さあ…私は知らないよ。」


 エレンは申し訳なさそうに言う。


「そうだ、あの人なら…」


 健は何か思いついたのか、再び廊下を走り出す。大樹はすかざす追いかける。



♦︎



「千里先生…どこだ?」


 健は思い出す。あの名簿表を。確かウサギのぬいぐるみが置いてあったりしたはずだと。


「大樹さん、物置部屋ってどこですか?」


「え、外だよ。」


「案内してください!」


 健は大樹の腕を掴んで、昇降口へと引っ張っていく。大樹は体制を直して案内し始める。



♦︎



「勘的中。」


 健の勘は見事に当たった。物置部屋の前にウサギのぬいぐるみが置いてあったからだ。


「千里先生!」


 そこにいた人物は、三咲であろう。振り向く前に何かを書いている。


「『校長ならバスに乗ってった。』バスって…俺が学園に来た時に乗ってたあのバスか!」


 健は舌打ちする。やられたからだ。


「『まだ諦めるのは早いよ♪』え?」


 三咲はそう書いて見せ、先ほどまでしていた作業を始めてしまった。


【次回予告】

 みんなはあのバス覚えてるか? いや〜懐かしい。何話か前だもんね。

 次回予告、軍との出会い。外の世界へいざ!

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