第2話 地下三階と謎の軍人
今回は地下三階へと行きます。
【前回のあらすじ】
健達は地下二階にやって来た。新たに二人登場。以上!
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北棟…健達はあれから進み、西棟から北棟へとやって来た。モンスターもなかなか手強くなり、四人は苦戦する。
「健! 危ない!」
茉莉花は叫ぶ。健は瞬時に頭を下げる。それを見測り、青砥は頭上のモンスターを撃ち殺す。
「ナイス連携プレイ。」
大樹は親指を立て、グーサインをする。
「大樹、油断するな。」
「ご、ごめん。」
茉莉花の言葉に、大樹は謝る。
「よし、あともう少し!」
青砥はそう言い、気合を入れ直す。健も息を大きく吸い込み、銃弾を込め直す。
♢
「よし、一掃したな。」
健はボトルの水を飲む。
「さて、水分補給は済んだか? ここからは南棟まで、賭け抜くぞ。」
茉莉花が言った言葉に、三人は頷く。
「行くぞ!」
♢
「うおおぉりゃあ!」
声を張り上げ、銃を乱射する青砥。そこを賭け抜く。
「走れ!」
茉莉花が叫ぶ。四人は一気にスピードを上げ、東棟と南棟を繋ぐ渡り廊下を賭け抜く。
「大丈夫か?」
茉莉花は心配する。心配している茉莉花を含め、皆は荒い息をしている。
「あともう少しで地下三階への階段が見えるはずだ。」
「もう少しですね。頑張りましょう。」
健は三人に呼びかけた。
♢
こちらは健達より早く進んでいる、亜神と爆。相変わらず爆は言うことを聞かずに、爆弾をほり投げている。
「おらおらぁ! どうしたぁ!」
「爆、校舎を壊す気?」
亜神は苦笑いして言う。爆は瞬発力もあるので、足手纏いにならないため亜神は気に入ってたりもする。
「お、階段が見えてきたぜぇ。」
爆は地下三階への階段を指す。亜神も深呼吸をし、降りる決心をする。
「爆、行くわよ。」
亜神は一歩、踏み込む。だが、踏み込んだ足が、何かに引っ付いてるかのように動かなくなった。
「これは…さっきのスライム!」
そう、茉莉花が引っかかったスライムの罠。亜神も引っかかってしまった。
「爆、なんとかしてちょうだい。」
「じゃあ、これを下に投げて素早く飛ぶんだ。失敗したら爆死するからな。」
もっと生存率の高い脱出法はないのか…と、亜神は思った。まあ、これしかないのだろうと諦める。
「そいっ!」
素早く飛び、なんとか脱出できた。
「ふぅ…危機一髪ね。」
亜神は溜息をつき、改心する。
「さて、地下三階に…」
行こうとした瞬間、巨大なスライムが現れた。亜神は素早く下がる。
「なんだこいつ。巨大なスライムだなんてなぁ…」
爆は見上げる。天井までの高さがあるからだ。それにしても、大きすぎる。
「あ、亜神先生!」
亜神を呼ぶ声、大樹だ。ようやく追いついたようだ。
追いついた大樹達は、目を疑う。そりゃ無理もない。こんな巨大なスライムがいるのだから。
「銃弾は効かないし、効くのは爆弾だけ…」
亜神はそう言い、爆を見る。
「俺に倒せってか? 別に御構い無しだぜ!」
そう言って、倒して来いと言う前に突っ込んで行ってしまった。
「相変わらずの戦闘バカだな…」
「え? 竜司?」
茉莉花の言葉に、健は振り向く。そこには、滝 竜司がいた。追ってきていたのか?
「やっと追いついたと思ったら…なんだこのスライムは…」
竜司はスライムを見上げる。
「これは銃では倒せないんだろ? だからこいつを連れてきたぞ。」
竜司はそう言って、その場からずれる。
そこに立っていたのは、天野 覚。刀を使う人物でもある。
そこで青砥は分かった。刀なら、斬れると。
「こいつって言わないでくれますか? まあ、そんなことはいいとして。このスライムを倒してきます。」
覚はそれだけ言い、素早くスライムへと近づいて、切り裂く。スライムの斬られた部分が飛び散る。
健は嫌な予感がした。
「覚〜、ファイト!」
応援する竜司。
「おらおらぁ! 爆弾気をつけろよぉ!」
御構い無しに爆弾を投げまくる爆。被弾したらヤバイであろう。
♢
数分達、スライムはバラバラにされた。床には残骸が飛び散っている。
これに対し、健は嫌な予感がする。そう…残骸がムクムクと原型を取り戻していく。そして、数体のスライムとなった。
「なっ、マジかよ!」
青砥は声を上げる。予想していなかったのだろうか。
「気を緩めるな! スライムが何をしてくるかわからないぞ!」
茉莉花は呼びかける。そこで、亜神が提案する。
「こいつはほっといて、早く下に降りるわよ! いいわね?!」
その決断に少し戸惑う茉莉花。だが、賛成した。
「みんな! 行くぞ!」
戦闘は茉莉花。その後に皆は続く。
その間、スライムは次々と合体していく。
覚はマズイと悟る。そこで、日本刀を抜いてスライムに突っ込んで行った。
「覚さん?!」
まだ残っていた健。覚の名前を叫ぶ。
「先に行っててください。私は後で追いますから。」
「で、でも…」
「早く!」
健は戸惑いながらも、頷いて階段を降りて行った。
「さて…頑張らないとね…」
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地下三階…何やら人が触ってそうな感じになっており、如何にも怪しい。
「嫌な雰囲気しかしないな…」
ここが最終階となっている。
「確か校長に聞いたんだが、地下三階は同じ構造じゃないらしい。」
健と青砥は驚く。つまり、手が加えられているということだ。
「校長はなぜ、知ってるんですか?」
健は茉莉花に問う。答え方は簡単だ。
「校長がここに来たことがあるからだ。」
亜神は頷く。どうやら亜神も知っていたようだ。
「他に情報はないですか?」
「何やら兵士もいるそうだ。つまり人間。」
人間と戦うことになるのか、と健は思った。
「気を引き締めて行くぞ。」
♢♦︎♢♦︎♢
一階、入り口。一人の軍人が入ってきて、何やら辺りを見渡していた。
「あなたは誰ですか?」
一人の生徒がその軍人に気がつく。しかし、その軍人は何も言わずに生徒の腹にナイフを刺した。
一体この人物は誰なのだろうか…
【次回予告】
最後一人の生徒殺されてしまったな…あの軍人、誰だろなぁ。
次回予告、地下三階の奥と数人の犠牲者。




