表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/47

第1話 外の世界の異変 学園地下の真相

今回から二章です。

【前回のあらすじ】

 最後の名簿表。以上!



♢♦︎♢♦︎♢



 学園の外、都市部…

 今、都市部では壊滅的状況に追い込まれていた。

 そう、なぜならば、戦闘学園内だけ湧くはずのモンスターが、外の世界にも湧き始めているからだ。

 軍は今、倒すのに苦戦している。強さはそこそこなのだが、数が圧倒的な多さ。近接、遠距離と両立して戦闘している。


「お前ら! もっと熱くなって戦えよ! 油断してたら殺られるぞ!」


 やけに熱血なこの男、國曹ごくそう 鶴喰つるばみはこの軍の大将でもある男。しかし、あの男のように熱血なので、部下は引き気味でもある。


「よっしゃ! お前らよくやったぞ。清掃したし、基地に帰還だ!」


『おー!』


 鶴喰の掛け声に、部下達は歓声を上げた。



♦︎



「そうだな…今日はパーっとやろうじゃないか! しっかり体を休めないとな。」


『おお!』


 部下達は次々と冷蔵庫に保管している食物を持ってくる。この基地はなかなかの広さで、鶴喰の部下以外にももっと入れる程の広さである。


「さて、牛肉に豚肉…どんどん焼いてけ!」


 いい香りが漂う。部下達は涎を流して待ちわびている。


「焼けたぞ! どんどん食ってけ!」


 部下達は次々と食べていく。幸せな表情で。

 鶴喰も嬉しそうな表情で、部下達を見つめている。


「さて、俺も食うとするか!」


 鶴喰の手が動いた。



♢♦︎♢♦︎♢



 学園…

 あの日から約一ヶ月が経ち、地下の真相は未解決。一向に進まない。


 健は複数人部屋のベッドに寝転がり、天井を見上げている。


「あれから一ヶ月か…」


 健はため息をつく。あれから数人殺られているからだ。三年生はともかく、二年生は四十のカウントに入っている。


「健、いるか?」


 扉の前でノックをしながら健を呼ぶ声。


「はい、いますよ…あ、茉莉花さんですか。」


 三年生の、葛水 茉莉花。健に用があってやって来たそうだ。


「え? 校長先生のところにですか?」


 健はなぜ行かないといけないのかわからなかったが、とりあえず行くことにしたようだ。



♦︎



「失礼します…」


 そこには、偉い人が座る椅子に座っている校長、智と、見た目は二十歳前後の身長百八十ちょいで、何かを隠すように腰の後ろで手を組んでいる。

 服装は上下長袖の黒スーツで、腰の後ろに右手で取れるようにリボルバーを入れるガンホルダーを着けている。そう、この人物こそ宗蝋 殺。


 健は殺に、軽く頭を下げてみるが反応なし。


「あ、えと…校長先生、俺に何か言いたいことがあるとのことで…?」


「うむ、実はだな…」


 その内容を聞いて驚く健。無理もない。なぜなら外の世界にモンスターが湧き始め、危機的状況なのだから。


「じゃ、じゃあ両親は…」


「まだ生きているかはわからない。だが、もしかしたら外の世界に行く可能性がある。」


 健は腕を組み、頭を悩ませる。どうしたものか…


「あいつとの約束が違う…」


 健は智の言葉に耳を傾ける。あいつとは誰だろうか?


「というわけだ。明日の朝にも話すと思うが、念のために健君に話しといた。」


 いやな予感しかしない健。


「用件は以上だ。頑張ってくれ給え。」


 健は半々で納得して、校長室から出て行く。



♢♦︎♢♦︎♢



 あれから数時間後、夜になった。

 健は、大樹、青砥、茉莉花と同行することになった。


「よし、今夜こそは地下二階へと行く。敵は走りながら撃て。いいな?」


 三人は頷く。まずは地下への階段がある場所へと走っていく。



♦︎



「よし、ここから西棟まで向かう。相変わらずこのモンスターが阻むな…よし、行くぞ。」


 再び走り出し、南棟から東棟、北棟を通って西棟へ向かう。道中、誰かを見かけたが四人はわからなかった。



♦︎



「ここまで来るのに四十五分…よし、降りていくぞ。私に続け。」


 茉莉花が手で合図し、大樹、青砥、健と降りていく。

 地下二階は鉄板素材でできており、手がつけられてそうな感じだった。


「よし、気合を込めて…っ?!」


 突然、足元がぬくみ始める。


「ぐっ…どんどん吸い込まれて…」


 茉莉花は既に下半身は吸い込まれていた。


「茉莉花さん!」


 大樹は必死に茉莉花の足元の物体を撃つ。だが、ビクともせずに茉莉花は吸い込まれていくだけ。

 と、突然、矢のようなものが茉莉花の足元の物体に刺さり溶けていく。


「あれは…クロスボウ…亜神先生!」


 二年D組担任、皆里 亜神。ボーガン クロスボウを扱うと、少し変わっている。


「危なかったわね。つけてきてよかったわ。」


 誰も気がつかなかった。亜神がつけていただなんて。


「どうやらこいつはスライムみたいな奴ね。取り付かれたら体を飲み込まれるわね…」


「それだと銃弾は効きませんよ?」


 大樹が反論する。確かに、再生効果を持ってそうだ。


「その時のために、よ。爆、頼むわね。」


「ったく、面倒くさいっての…これでいいか? ミニボム。」


 爆…今木 爆はミニボムをスライムのようなモンスターの足元に投げる。すると、ものすごい爆発音と共にバラバラになってしまった。


「流石ね。私達は先に行っとくわ。爆、行くわよ。」


「俺は暇じゃねぇーって…」


 二人はブツブツと言いながらも、奥へと消えていった。


「さて、亜神先生に応戦してもらったところで、進んでいくぞ。やはり私が思うには地下三階が怪しい。地下三階に行くには南棟に戻らなければならない。だからあのモンスターが厄介なんだ…」


 謎が解けてくる。青砥は半々とわかってきたようだ。


「よし、さっきと同じ戦法だ。行くぞ!」



【次回予告】

 最初に軍人出てきたな。次回は結構出るかと思うぜ。

 次回予告、軍人到来。地下三階にあったものとは?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ