第1話 外の世界の異変 学園地下の真相
今回から二章です。
【前回のあらすじ】
最後の名簿表。以上!
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学園の外、都市部…
今、都市部では壊滅的状況に追い込まれていた。
そう、なぜならば、戦闘学園内だけ湧くはずのモンスターが、外の世界にも湧き始めているからだ。
軍は今、倒すのに苦戦している。強さはそこそこなのだが、数が圧倒的な多さ。近接、遠距離と両立して戦闘している。
「お前ら! もっと熱くなって戦えよ! 油断してたら殺られるぞ!」
やけに熱血なこの男、國曹 鶴喰はこの軍の大将でもある男。しかし、あの男のように熱血なので、部下は引き気味でもある。
「よっしゃ! お前らよくやったぞ。清掃したし、基地に帰還だ!」
『おー!』
鶴喰の掛け声に、部下達は歓声を上げた。
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「そうだな…今日はパーっとやろうじゃないか! しっかり体を休めないとな。」
『おお!』
部下達は次々と冷蔵庫に保管している食物を持ってくる。この基地はなかなかの広さで、鶴喰の部下以外にももっと入れる程の広さである。
「さて、牛肉に豚肉…どんどん焼いてけ!」
いい香りが漂う。部下達は涎を流して待ちわびている。
「焼けたぞ! どんどん食ってけ!」
部下達は次々と食べていく。幸せな表情で。
鶴喰も嬉しそうな表情で、部下達を見つめている。
「さて、俺も食うとするか!」
鶴喰の手が動いた。
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学園…
あの日から約一ヶ月が経ち、地下の真相は未解決。一向に進まない。
健は複数人部屋のベッドに寝転がり、天井を見上げている。
「あれから一ヶ月か…」
健はため息をつく。あれから数人殺られているからだ。三年生はともかく、二年生は四十のカウントに入っている。
「健、いるか?」
扉の前でノックをしながら健を呼ぶ声。
「はい、いますよ…あ、茉莉花さんですか。」
三年生の、葛水 茉莉花。健に用があってやって来たそうだ。
「え? 校長先生のところにですか?」
健はなぜ行かないといけないのかわからなかったが、とりあえず行くことにしたようだ。
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「失礼します…」
そこには、偉い人が座る椅子に座っている校長、智と、見た目は二十歳前後の身長百八十ちょいで、何かを隠すように腰の後ろで手を組んでいる。
服装は上下長袖の黒スーツで、腰の後ろに右手で取れるようにリボルバーを入れるガンホルダーを着けている。そう、この人物こそ宗蝋 殺。
健は殺に、軽く頭を下げてみるが反応なし。
「あ、えと…校長先生、俺に何か言いたいことがあるとのことで…?」
「うむ、実はだな…」
その内容を聞いて驚く健。無理もない。なぜなら外の世界にモンスターが湧き始め、危機的状況なのだから。
「じゃ、じゃあ両親は…」
「まだ生きているかはわからない。だが、もしかしたら外の世界に行く可能性がある。」
健は腕を組み、頭を悩ませる。どうしたものか…
「あいつとの約束が違う…」
健は智の言葉に耳を傾ける。あいつとは誰だろうか?
「というわけだ。明日の朝にも話すと思うが、念のために健君に話しといた。」
いやな予感しかしない健。
「用件は以上だ。頑張ってくれ給え。」
健は半々で納得して、校長室から出て行く。
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あれから数時間後、夜になった。
健は、大樹、青砥、茉莉花と同行することになった。
「よし、今夜こそは地下二階へと行く。敵は走りながら撃て。いいな?」
三人は頷く。まずは地下への階段がある場所へと走っていく。
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「よし、ここから西棟まで向かう。相変わらずこのモンスターが阻むな…よし、行くぞ。」
再び走り出し、南棟から東棟、北棟を通って西棟へ向かう。道中、誰かを見かけたが四人はわからなかった。
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「ここまで来るのに四十五分…よし、降りていくぞ。私に続け。」
茉莉花が手で合図し、大樹、青砥、健と降りていく。
地下二階は鉄板素材でできており、手がつけられてそうな感じだった。
「よし、気合を込めて…っ?!」
突然、足元がぬくみ始める。
「ぐっ…どんどん吸い込まれて…」
茉莉花は既に下半身は吸い込まれていた。
「茉莉花さん!」
大樹は必死に茉莉花の足元の物体を撃つ。だが、ビクともせずに茉莉花は吸い込まれていくだけ。
と、突然、矢のようなものが茉莉花の足元の物体に刺さり溶けていく。
「あれは…クロスボウ…亜神先生!」
二年D組担任、皆里 亜神。ボーガン クロスボウを扱うと、少し変わっている。
「危なかったわね。つけてきてよかったわ。」
誰も気がつかなかった。亜神がつけていただなんて。
「どうやらこいつはスライムみたいな奴ね。取り付かれたら体を飲み込まれるわね…」
「それだと銃弾は効きませんよ?」
大樹が反論する。確かに、再生効果を持ってそうだ。
「その時のために、よ。爆、頼むわね。」
「ったく、面倒くさいっての…これでいいか? ミニボム。」
爆…今木 爆はミニボムをスライムのようなモンスターの足元に投げる。すると、ものすごい爆発音と共にバラバラになってしまった。
「流石ね。私達は先に行っとくわ。爆、行くわよ。」
「俺は暇じゃねぇーって…」
二人はブツブツと言いながらも、奥へと消えていった。
「さて、亜神先生に応戦してもらったところで、進んでいくぞ。やはり私が思うには地下三階が怪しい。地下三階に行くには南棟に戻らなければならない。だからあのモンスターが厄介なんだ…」
謎が解けてくる。青砥は半々とわかってきたようだ。
「よし、さっきと同じ戦法だ。行くぞ!」
【次回予告】
最初に軍人出てきたな。次回は結構出るかと思うぜ。
次回予告、軍人到来。地下三階にあったものとは?




