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魔法少女マリオン  作者: 神嵜煉/アーク師匠
親友との再開編
6/15

現在と未来のマリオン

私とかぼちゃは行き付けのファートフードに入ると適当にメニューを決めて頼み、2人で雑談をしている。


「ねえねえ、私も久し振りに向こうに行こうかな…」


「何?ホームシック的なもの?あっちでやりたいことでもあるの?」


「ホームシックなのかな?ストレス発散で魔物を倒したいっていうのはあるけど…」


「なら、行く?」


私の呑気な発言に真剣になって答えてくれる。これがかぼちゃの良いところであって、私が親友として、1人の人間として彼女を信頼している1つの理由である。かぼちゃといると話しやすいのだ。率直に楽しいって理由もあるけど。


「行きたいな。お母さん、良いって言うかな?」


「大丈夫よ。私も頼むから。」


「うん。」


かぼちゃとの出会いは私を色々な様々な意味で変えた。生き方であり、人との接し方であり、死に対することについてなど、沢山の私の考え方を変える切っ掛けとなった。『結果的に変えたのはマリオンだよ』とかかぼちゃなら言いそうではあるが、彼女がいたからこそ、今の私があると思ってる。


-かぼちゃ、ありがとう-


「えっ!何?」


「な、何でもないよ。それじゃ、ご飯も来たし、食べよ。」


それからも、食事をしながら、雑貨を続けた。











その頃、未来では。


いつものオカルト部がなにやらしていた。


「光雄、新しい魔術を作ったんだけど、試して良い?」


「マリオン…お前はいつもそれを言って厄介事を引き起こすから止めろよ。」


7年後の魔法少女マリオン。今では、オカルト部と呼ばれる部活の部長をしながら、新しい魔術を作る毎日。これに最も苦労を掛けられているのは部員である光雄などの人間である。彼らはマリオンの馬鹿の具現化した姿と言っているが強ち間違ってはいないのかもしれない。今のマリオンには魔法少女マリオンだった頃の雰囲気が感じられない。


「良いじゃんやろうよ。お願い。」


「そんな上目使いで此方を見ても俺は許可しないからな。やるなら、響達も一緒にいるときにしろよ。」


「ちぇっ!ケチ男だな光雄は。」


「俺は帰るからな。無闇に何か起こすなよ。じゃあな。」


「ブーブー」


「豚か!じゃあな。」


こんなことが7年後にはマリオンの日常になっているとは今の彼女には知るよしもない。

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