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魔法少女マリオン  作者: 神嵜煉/アーク師匠
親友との再開編
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マリオンの日記

私がかぼちゃに出会ったのは偶々だった。教会に入って、魔法というこの世界では当たり前の力を持つようになり、教会の仕事をしていた時だった。


私は9歳で教会に入った。教会に入って直ぐの頃に行う魔術属性適性検査で私は水属性に優れていると言われた時は嬉しかった。かの有名な英雄と同じであったからである。私は今年で11歳になるが、8歳ぐらいから様々な物語を読んできた。それも全て実在した人物が行った伝説的偉業を物語とした本を。私自身がそういうものに憧れていたのも事実だし、こういう人間になりたいと思ったのも事実である。その中でもかの有名な水属性使いの英雄の話は私が一番好きな物語である。そんな英雄と同じ属性に適性を持っていたと浮かれるのもしょうがないと思う。だが、これが仇となった。最初の頃は真面目に魔術の訓練を受けていた。月日が立つに連れ、教会は私の才能を改めて実感したのか、私専用の特別な訓練をしてくれた。それから半年がたった頃には私は自分をある種の英雄と勘違いするようになった。自分の力を過信し、自分は強いものだと思い込んでいた。その性でこんなことになるなんてそのときの私は思っても見なかった。


今日も何時ものように協会の仕事をこなしている。その日は魔物の中では良く知られているゴブリン狩りだった。10数体のゴブリンが森の中で暴れまわっていると聞いた教会は私にゴブリン狩りを命令した。今日も楽勝だと、その時の私は持っていた。何時ものようにパパっと終ると。だが、現実は違った。運が悪かったことにキングゴブリンと呼ばれるゴブリンの上位種の一種がゴブリンの指揮をとっていたのだ。私はキングゴブリンと戦ったことは無かった。そんな上位種はまず、教会の近くに生息していなかったからだ。勿論、どの様に対処して良いのか分からず、私は窮地に追い込まれた。身体はボロボロ。ローブなども破れ、ある種の恐怖に怯えていた。ゴブリンは1つの特徴として、種族増加の為に人間などの人型と無理矢理性行為をして、種付けをさせる。それが私の恐怖心を更に掻き立てた。足はブルブルと震え始めた。そんな時だった。一人の少女が私の前に現れて、大丈夫?と尋ねてくる。私は話すことも儘ならない状態だったため、首を縦に振った。そこで見せられた。強者という存在を。そして、本当の強さというものを。負けたと私は悟った。全てに置いて、叶うわけがないと。

彼女は数分でゴブリンとキングゴブリンを狩り尽くすと私を教会まで送り届けて、何処かに去っていった。


それから1年。私は寝る間も惜しんで魔術の修行に及んだ。あの日見た、彼女に追い付き、追い越すために。その頃には、教会では最強の存在になっていた。あの日以来、仕事の失敗はない。そんなある日、1つの死後とが来た。仕事内容はキングゴブリン数体の討伐である。私はこれはあの時の仮を返すときだと思い、仕事を受けた。そして、彼女に再開した。あの日を助けてもらった少女に。この仕事で私はかぼちゃと友達になった。





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