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血痕の弾丸  作者: 朽原
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万丈の弾丸

戦記物です

弾丸が顔面の皮膚を少し切り裂いた。こんなことはここではよくある話。普通の人間が飯を食うのと同じ位くらいよくある話だ。「..狙いは..?」「3時の方向、今騎馬隊が来てる。あれ狙うぞ。」そんな会話が聞こえてくる。西暦1210年孫大亜帝国、ここでは現在隣国の上炎帝国軍との王座をかけた決戦を行っている。俺達が位置する大亜帝国は、圧倒的に不利な状況であった、しかし俺達はあくまで国の駒なのだ。意志関係なく殺せと言われたら殺す。死ねと言われたら死ぬ。そんな血が疼く世界で俺達は戦っているのだ。「撃てぇぇぇぇぇ!!!!!」と後ろの方から喉を潰すような、響き渡る男の子声が聞こえた。軍曹の合図であっり、俺達は無言でただひたすら火縄銃を使い、騎馬隊に向け撃っていった。馬の脚に弾丸があたり、やがて倒れ、落馬した敵を一網打尽にする。勿論最初は怖かった。自分の手で人を殺めて、しかも殺めた数が多ければ多いほど褒め称えられる。そんな常識も何もかもが通じない世界。だがそんなゲロのような世界にもいずれ慣れていった。今では馬の脚や敵の腕を軽く狙えるほど火縄銃の腕前は上達していた。4時間ほど経っただろうか、相手の騎馬隊が見えなくなり、撤退命令が下された。俺達はボロボロの戦闘服についた砂や血の跡を拭き、キャンプへと戻っていった。「なぁ劉、てめぇ何人やったんか?」と一等兵の王が聞いてきた。こいつはこの戦争のキャンプで相部屋になり、地元や趣味があい、仲が良くなった貴重な心を許せる相手だった。「馬含めたら7だ」とため息まじりて俺は答えると、「やっぱすげぇな〜、俺なんて隠してたナイフで2人頭部を切り裂いたくらいだぜ」と彼は少し笑いながら言った。こんなことが狂った会話をしているのは分かったいる。だけど俺達はひたすら撃って、投げて、殴ってを繰り返すだけなのだ。

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