第2章 「崩れた遺跡と傾いた村」
タクミ一行は、天空都市レテンシアへ通じる古代の浮遊塔を探す途中、地盤が崩れ傾いた村に立ち寄る。この村は、かつて天空人が移り住んだ古代の遺跡の上に形成された村で、家々は傾き、雨漏りもしている“訳あり物件”の状態。
村人たちは、浮遊結界の影響で空から来る支援も限られており、生活に困っていた。タクミは現地の職人から建物調査の基本を教わり、傾きや雨漏りを調べるスキルを習得する。
村の広場にある傾いた家の前で、タクミが壁や床をチェックしていると、村長が声をかける。
「若者よ、少しお願いがある。私たちの家を…買ってはくれぬか?」
「え、家を…ですか?」
「ここは古代の天空人が移り住んだ土地だ。だが、浮遊結界の影響か家が傾き、雨漏りも絶えず…手を入れるにも資金がない」
タクミは真剣な表情で家の傾きを水平器で測り、壁を軽く叩いて厚みを確認する。
「なるほど。壁の中はほぼコンクリート…でも、床はかなり傾いていますね。雨漏り箇所もここ、ここ…」
村人はため息をつく。
「どうか、私たちの家を買い取ってくれれば、傾きや雨漏りを直す資金にできるんじゃ…」
ライラ(小声でタクミに)「まるで不動産投資の現場ね…」
タクミ(微笑みながら)「確かに。まずは建物の基礎を調べ、直すポイントを明確にする必要がありますね」
建物調査のポイント(冒険要素+実務知識)
壁の厚さチェック:壁を軽く叩き、音で空洞や石の有無を判断。高い音=空洞、低い音=コンクリート
床の傾斜確認:水平器を使い、傾きや床鳴りをチェック
水回りの確認:トイレ・シャワー・配管の水量と流れを観察
外観の確認:タイルの浮き、建物と道路の隙間、ひび割れを確認
タクミは現地でスキルを、村人たちに修繕のアドバイスを伝える。
そして村人の希望を受け、タクミは決意する。
タクミ「この村は傾いていても、文化資産的に価値がある。家を買い、直すことで遺跡のある村全体を守ろう」
ライラ「さすが支配人、冒険と不動産を同時にこなすなんて…」
トビー「魔法の助けも必要ですね。結界を緩める手段を探しましょう」
ミラ「任せて。契約や書類関係も私が管理します」
浮遊結界の影響下での調査と修繕計画を立てることで、天空都市へ行くための道が少しずつ見えてくる。
欠陥住宅チェック1:建物の周囲を確認してみよう
建物と道路との間に隙間がある
建物と道路の間に大きな隙間がある場合、地盤が不安定で建物が揺れやすくなる可能性があります。特に埋め戻しが不十分だと、雨水がたまったり地盤沈下を起こす原因になります。内見時は隙間の大きさや地面の傾きをチェックしましょう。
パイプスペース内のコンクリートにヒビが入っている
配管スペースのコンクリートにひび割れがある場合、施工後の養生期間が短かったり、コンクリートの打設が雑だった可能性があります。水漏れや耐久性の低下につながることがあります。
外観のタイルが浮き出て波を打っている
タイルの表面が波打っている場合、下地処理が不十分で施工技術が低い可能性があります。雨水の侵入や剥離の原因になることもあります。特に築年数が浅いのに波打っている場合は注意が必要です。
欠陥住宅チェック2:建物室内を確認してみよう
床鳴りがする・床がきしむ
下地の合板がしっかり固定されていない場合に起こります。施工技術が低い、もしくは経年で緩んだ可能性があります。歩くとギシギシ音がする場合は、床下の構造確認が必要です。
はばきと床に隙間がある
床と巾木の間に隙間がある場合、建物自体が傾いている可能性があります。欠陥住宅のサインです。水平器で床の傾きを確認しましょう。
サッシの開閉がスムーズでない
サッシの開閉が重い、引っかかる場合は、取り付け時にモルタルを詰めすぎた、あるいは建物の重みで歪んでいることがあります。風雨や防犯上の問題に直結するため要注意です。
天井点検口の断熱材と施工状態
天井の点検口を覗き、断熱材が適切に施工されているか確認しましょう。施工不良や手抜き工事は、冬の結露や冷暖房効率の低下の原因になります。
クロスの切れ目が目立つ
壁紙のつなぎ目が不自然に目立つ場合、施工技術が低い可能性があります。建物の歪みや湿気による剥離の兆候かもしれません。
部屋の角が直角でない
部屋の角が直角でない場合、建物自体が歪んでいる可能性があります。家具の設置にも支障が出ます。
洗面・トイレの水の出が悪い
給水管にゴミや汚れが詰まっている可能性があります。蛇口やシャワーの水圧を確認しましょう。配管の詰まりは建物全体の快適性に影響します。
床が傾いている
床の傾斜はホームセンターで購入できる水平器で測定するのが正確です。ビー玉や簡易方法は誤差が大きいためおすすめしません。
法律上の注意ポイント
不動産購入後、少なくとも2年間は売主が欠陥責任を負うことが法律で定められています(契約不適合責任)。
契約書の条文を確認し、代金減額請求・損害賠償請求・追完請求が可能か確認しましょう。
特約で免責になっている場合もありますので注意が必要です。




