第10章 「忘れられた町が蘇る!観光客が殺到!タクミ最大の“逆転プロジェクト”、ついに開幕!」
宝石鉱山リゾート《ジェムシティ》グランドオープン!
忘れられた町は、ついに世界を揺るがす観光地へと変貌した。
タクミ
「よし……全部間に合ったな。今日から本番だ!」
ミラ
「はい、タクミ様。ご来場者数……すでに想定の3倍です!」
タクミ
「は!? 開園まだ10分だぞ!!?」
地底アトラクションがバカ売れ
地中深く続く魔力鉱脈を、グラビガルムと共同開発した
“魔石採掘アトラクション”は、早くも世界的大行列。
ドゴォォォン!!
地底で魔石が砕ける轟音に、観光客は大歓声を上げる。
「すげぇ! 本当に魔石取れた!!」
「レアジェム出たぞーー!!!」
ヴァンは暗黒ディレクターとして張り切りまくる。
ヴァン
「闇は輝きの裏側に潜む……我が演出、震えろ……!」
カーミラ
「普通に言え…」
“地下鉱山シアター”も超満員
グラビガルム本人が語る重力大戦の歴史ショーは、迫力が桁外れ。
観客
「重力で客席が浮いたああああ!?」
「体験型すぎる!!」
グラビガルム
「安全基準? 知らん。」
タクミ
「やめろ!!営業停止になる!!」
タワマンホテル → 贅沢リゾート仕様に
朽ちていたタワマンは、タクミの案で
“魔石ラグジュアリーホテル”として再生。
部屋は常に満室、予約は半年待ち。
ミラ
「ホテル税収入、タクミ様の試算より……170%増でございます」
タクミ
「え、俺そんな優秀だった?」
ミラ監修の若返り温泉《魔力湯》がバズる
魔霧ガスを精製し、魔石エネルギーで加温した特殊温泉。
入った瞬間――
ぱぁぁぁぁぁっ!
観光客
「肌ツヤ戻った!?」
「髪がふわふわに!!」
「若返りすぎて元夫に求婚されそう!!」
ミラ(ドヤ顔)
「タクミ様が採掘経路を設計してくださったおかげです」
タクミ
「はい天才~」
妖精リーナの“宝石スイーツ”爆売れ!
リーナ
「リーナ、あまいの作った! キラキラおいしいよ!」
子供から大人まで大歓声。
「かわいい!!」
「妖精の店、行列できてる!!」
リーナは忙しすぎて高速ホバリング。
リーナ
「タクミぃ! 材料たりない! 売れすぎるよ!」
タクミ
「嬉しい悲鳴ってやつか!」
世界に轟くタクミの名声
デスランドで囚人ガイド観光地を成功させた男
続いてジェムシティで国家級復興を成し遂げた。
魔界ニュース速報
『不動産投資家タクミ、二度目の歴史的偉業!』
『観光経済、年間20%成長へ』
『魔石需要爆増、ジェムシティ株価爆上げ』
カーミラ
「タクミ……あんたもう伝説ね」
ヴァン
「光と闇の境界を歩む者……タクミ……!」
タクミ
「中二病に褒められても嬉しくないけど……やったな、みんな!」
こうして、忘れられた町は
世界1の宝石観光都市として復活を遂げた。
そしてタクミの名は、
世界中の投資家・冒険者から“都市再生の神”として知られるようになる。




