表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/12全話完結【ランキング32位達成】累計3万3千PV『異世界不動産投資講座~脱・社畜28歳、レバレッジで人生を変える~』  作者: 虫松
第二十二部 伝説の忘れられた町の再生計画編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

224/238

第9章 「町の再生を阻む“地上げ魔族”」

忘れられた町が異様に賑わい始めていた。


理由はただひとつ。


“天然魔ガス(マガス)”の超巨大鉱脈発見。


地下の魔霧を分析した結果、

ミラが驚愕のレポートを提出する。


ミラ

「タクミ様……これは“魔霧”ではなく、

 高度に精製されたエネルギーガスです。

 発電にも、街の暖房にも……なんでも使えます!」


タクミ

「マジか……!

 これ、宝石鉱山リゾートの資金が全部まかなえるだろ!」


リーナ(小妖精)

「ニャンデスト!? ガス、オカネニナル? いっぱいナル?」


バイオオセン(館長)

「ガス……いいにおい……ヌチュ……

 わたしの身体にも入れて……発電したいヌチャ♡」


カーミラ

「やめろ気持ち悪い」


ヴァン

「魔ガス……闇に揺らめく、禁断の力か……(中二ポーズ)」


街の未来に光が差し始めた


その時。


黒塗りの馬車50台が乱入


地上から“黒の旗印”を掲げた魔族集団が進軍してきた。


その名も《ブラック地上げ連合(Black Bulldoze Union)》


リーダーの地上げ魔族ガラバは、

タクミの目の前で巨大な買収契約書を叩きつけた。


ガラバ

「よォ、聞いてるぜタクミ。

 この土地、いま価値が跳ね上がってるらしいなァ?」


タクミ

「聞き流す気満々の顔してるな」


ガラバ

「そこで俺らが考えた。

 お前らが開発する前に

 土地ごと買い占めて、地下ガスと宝石鉱脈を全部独占するってな!」


タクミ

「まだ宝石なんて見つけてねぇよ!」


ガラバ

「ガハハ!見つかってからじゃ遅ぇだろ!」


ヴァン vs 地上げ魔族(口喧嘩)


ヴァン

「地上げの刻……暗黒の交渉が始まる……!」


カーミラ

「はいはい中二病やめて冷静になろ?」


ヴァン

「黙れ、我が闇は真実を照らすッ!!

 まずお前らの査定書……

幼稚園児が書いたのか?」


ガラバ

「なんだとコラァ!!」


タクミは買収条件の契約書を一瞥すると、


タクミ

「……“固定資産税”の計算が昭和で止まってるぞ?」


ガラバ

「な、昭和……?魔界の紀元じゃねぇのか?」


タクミ

「あとこれ、“地役権”の意味わかって書いてる?」


ガラバ

「地……なんだと?」


タクミ

「つまり、この契約は全部“無効”だ。」


ガラバ&地上げ魔族

「う、ウソだろぉぉぉ!?!?!?」


ミラ

「タクミ様……完璧すぎます」


リーナ

「タクミ、すごい! あたまキラキラ!」


ヴァン

「ふっ……タクミ……闇の鑑定士と呼ばれるがいい……」


カーミラ

「有能」


地上げ連合は顔を真っ青にして後退した。


ガラバ

「く、くそッ!

 覚えてろよぉぉぉ!!

 次はもっとえげつねぇ“地上げ兵器”持ってくるからな!!」


黒馬車は排気煙を撒き散らしながら退却していった。


地価急上昇、町の未来が加速する


ミラ

「タクミ様……地上げ連合を撃退したことで、

 不動産価値がさらに上昇しました!」


タクミ

「ガス収入も安定してるし……

 いよいよ宝石リゾートの基盤ができてきたな!」


ヴァン

「闇の繁栄が始まる……」


カーミラ

「黙れ!」


リーナ

「オカネナルヨー!」


バイオオセン

「魔霧ガス……もっと吸いたいヌチャ……」


タクミ

「吸うな!!」


こうして、

忘れられた町は“復活への第一歩”を大きく踏み出したのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ