表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/12全話完結【ランキング32位達成】累計3万3千PV『異世界不動産投資講座~脱・社畜28歳、レバレッジで人生を変える~』  作者: 虫松
第二十二部 伝説の忘れられた町の再生計画編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

222/238

第7章 「宝石鉱山リゾート構想、始動!」

古代鉱山都市の最深部。

タクミたちは、グラビガルムの膨大な魔力が脈打つ“地底王座”にて、戦いではなく――交渉の席に着いていた。


地を震わせる重低音が響く。


鉱王グラビガルム

「フハハ……凡俗が、我と“共同開発”などと申すか。」


タクミは一歩も引かない。


タクミ

「あなたの永遠の力……この鉱山都市を守ってきたのは本当にすごい。でも今は、もう誰も住んでないんだ。

 だったら“新しい形で復活させる”べきなんだよ。」


グラビガルムの目がわずかに揺れた。


ミラ

「タクミ様のおっしゃる通りです。

 この都市の魔力資源を、持続的に活用するための“都市計画案”をご覧ください。」


ミラが魔導スクリーンを展開する。


タクミの構想(まだ実行はしない、あくまで計画)


タクミ

「まずは……“宝石鉱山リゾート構想”。

 もちろん、すぐ工事はしない。あなたの力を尊重しながら、慎重に調査します。」


スクリーンに映る未来図。

①地下ダンジョン → 鉱王公認の宝石採掘体験ゾーン

・観光客は安全な範囲のみ入場

・魔力濃度は鉱王が制御

・採れた宝石は一部持ち帰り可能


グラビガルム

「……ほぅ。民が結晶に触れれば、我への供物にもなる。」


②地上の廃タワマン → 王の威光を象徴する“鉱煌ホテル”へ再設計

・外壁に天然魔石を埋め込むライトアップ

・内部は巨大魔石シャンデリアが彩る広間

・鉱王の力でエネルギー完全自給


カーミラ(一言)

「光りすぎ。」


③駅前 → 魔石きらめきストリート

・魔石を埋め込んだ路面

・夜になると駅前全体が光の川に

・“鉱王の祝福”をテーマにした演出を予定


ヴァン(中二)

「闇が光を抱き、煌めく街路となる……悪くない。」


④鉱王ショータイム(仮)

・グラビガルムの重力制御を使った夜の演出

・ヴァンの闇魔法で“影と宝石の舞い”を演出

・もちろん安全管理は最優先


バイオオセン

「ショー……わたしも混ざる……毒胞子で彩る……キレイ……ヌチャ♡」


全員

「混ざるな!!」


“共同開発”という新たな道

タクミは最後に、静かに頭を下げた。


タクミ

「鉱王グラビガルム……

 あなたの都市に無礼をするつもりはない。

 一緒に、この都市を“世界一の鉱山リゾート”に育てたいんだ。」


しばしの沈黙。


地底が震えた。


グラビガルム

「……面白い。

 永劫の守護に飽いていたところだ。

 凡俗よ我が都市を、お前の知恵で輝かせてみるがいい。」


タクミの目が光る。


「よっしゃあああ!!

 鉱王公認の再生プロジェクト、スタートだ!!」


リーナ(妖精)が小さく飛び回る。


「タクミ、ヤル! マチ、フッカツ、ツクルヨー!」


ミラ

「タクミ様、正式に“鉱王都市再生計画”が始動いたしました。」


こうして

忘れられた町は、静かに再生の第一歩を踏み出した。


しかしまだ、誰も知らない。

この地底には“さらなる巨大な秘密”が眠っていることを。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ