第7章 「デスオアシス計画発表 ― 砂漠に“緑と涼”を作れ!」
灼熱の砂漠、タクミチームは汗だくで集まる。地獄の暑さ50度超え、砂は靴底でジュージュー音を立てる。
タクミ(ホワイトボードに描きながら)
「よし、砂漠に街を作る!ポイントはここだ!」
新プラン発表
①砂漠地熱×魔力冷却
巨大冷風ダクトで砂漠全体を冷却、灼熱を涼風に変換
②太陽光パネル(魔界版)
昼の灼熱をそのまま電力に変換、無限エネルギー確保
③砂漠植物の魔界改良
水分保持力10倍、砂地でも枯れない魔界流オアシス植物
④真っ白な“魔界ドバイ風オアシスシティ”建設
白い建物群、人工湖、リゾート施設多数
リーナ(羽をピカピカさせながら)
「砂漠ニアラタナ街!?儲カル匂イ!」
ヴァン(中二病全開)
「この砂漠の熱と光……俺の血潮が沸き上がるッ!」
カーミラ(鋼鉄の女、汗ひとつかかず)
「……設計しろ。」
その場に突如現れたのは、砂漠のランプ魔人・ランプーン
ランプーン(怒声)
「バカな!砂漠に新たな街だと!?この砂と太陽はワシの領域やぞ!無謀じゃ無謀!」
タクミ(にっこり)
「無謀じゃない!これぞ魔界リゾート最前線!利益率120%確保済みです」
ウラボッスデス(遠くから視察)
「……儲かるの?」
リーナ(即答)
「はい!儲かる!」
ウラボッスデス(うなずく)
「採用!!」
ランプーン(悔しそうに砂を黄金に輝かせながら)
「くっ……人間、いや魔界人が…砂漠をリゾートに……許せぬ……!」
タクミ(チームに向かって)
「さあ、灼熱砂漠を魔界最強のオアシスに変えるぞ!」
砂漠の灼熱と笑い声、ゴブリン職人やスライム作業員たちの悲鳴と歓声が入り混じる。
こうして「デスオアシス計画」はついに始動した!
砂漠の灼熱が体感80℃を超える中、タクミチームは地下1000mの古代水神湖からオアシスまでの給水作戦を開始した。
タクミ(汗だく)
「水道管を敷設するぞ!この砂漠を緑に変えるんだ…!」
リーナ(金色の羽をばたつかせながら)
「オ土産屋モ作ロウ!灼熱バーガートカ、砂漠限定 砂ジューストカ!」
ミラ(手元の図面を叩きながら)
「給水パイプには熱耐性魔法を施す。地熱灼熱50℃でも水は安全に運べます。」
カーミラ(炎のパイプを片手で押さえ、無言で進軍)
「……邪魔。」
ヴァン(中二病的に両手から炎を噴きながら)
「我が炎でパイプを焼き固める!熱さも恐れぬ…!」
地下湖からパイプを砂漠に向けて敷設開始。灼熱の砂を踏み越え、巨大パイプは時に熱で赤く光り、作業員たちはまるで地獄絵図のように汗を流す。
途中、砂嵐でパイプが飛ばされ、ヴァンは必死に炎で支え、カーミラは岩を蹴飛ばしてパイプを地面に固定。
リーナはキラキラ光る羽でパイプ上を飛び回り、
「ココニ観光用ノ噴水モ作ルヨ!水ヲ売レバ砂漠ノゴールドラッシュダネ!」
ミラは数字を叩きながら、「水道管施工+保守+観光施設設置で利益率150%は確保」と冷静に計算。
給水作戦と並行して町の建設も進む。
真っ白な砂漠の街並みが徐々に姿を現す
魔界風ドバイタワー型ホテルが地平線にニョキニョキ建設
屋台やオアシス公園、カラフルな魔界植物の庭園も整備
道路には魔界仕様の冷却タイルで歩くとひんやり
タクミは高笑いしながら
「見ろ!灼熱地獄が涼しいオアシス街に変わるんだ!」
ランプーンは遠くで目を見開き
「な…なんという無謀な街づくり…俺が呆れる…」
ウラボッスデスは視察しながら
「……採用。利益も出るなら文句なしね」
リーナは大きな金袋を抱え、町の売店の配置図を眺めてニヤリ。
「一攫千金ダヨ…!」
タクミ(パイプの先から水を流しながら)
「さあ、地下湖からオアシスへ水よ、流れろ!」
熱砂を吹き飛ばす水流が、灼熱の砂漠に一条の緑の命を運ぶ。
町は徐々に完成し、オアシスの池に水が満ち、植物が芽吹き、観光客用のカラフルな屋台街も出来上がる。
リーナ
「オアシス 儲カル!」
カーミラ
「……カオス」
ヴァン
「中二病的に最高のリフォーム…!」
ミラ
「数字的にも完全に成功だ…」
こうして、死の砂漠は地下湖の水と魔界技術によって、“魔界ドバイ風オアシスシティ”へと変貌を遂げるのであった。




