第6章 「水神vsタクミの商談対決!」
地下1000mの古代水神湖前。
水神(大阪のおばちゃんノリ)が腕組みし、タクミを見下ろす。
水神
「お兄ちゃん、ワイの水欲しいんやったら、1リットルいくら出すん?ホンマに払う気あるんか?」
タクミ(ホワイトボードを叩きながら)
「えっと……輸送費、安全対策費、保険、モンスター対策……合計で――」
リーナ(ピカピカ光る羽で跳ね回りながら)
「1リットル=金10万デドウ?利益率120%デ売レル!」
水神
「は?ぼったくりやんけ!ワイの水、金100倍くらいする思っとったんやで!」
タクミ(汗だくで計算しながら)
「でも、1リットルあたりの運搬コストをパイプで効率化すれば……」
水神
「ふーん、パイプで運ぶ? でも水道管敷設費は誰が払うんや?アンタ、魔界銀行から融資取れるんか?」
ミラ(手元の資料を叩きつつ)
「コスト試算済みです。パイプ敷設+保守で利益率50%確保可能」
リーナ
「水売店モ作ル!オ土産ツキデリゾート化オ!」
水神 (目を光らせ)
「ほーん、儲かるんか?せやけど、ワイも商売人や。ここは半額税金でええわ。条件として、毎日1回ワイに砂漠の話題を聞かせることな!」
タクミ(驚きながらも交渉)
「それなら、地下湖の水質チェックも兼ねます。毎日水の状態を報告し、安全も保証します!」
水神 (腕を組んだまま)
「待ちぃな!ちょっと待ちな!それ全部経費に入れるん?ワイの水やで?半分くらい値引きせえや!」
タクミ
「いやいや、安全確保費も必要なんです!水道管を通して地下湖から運ぶんです!」
水神 (目を吊り上げて)
「水道管?あんた、敷設費用払う気あるん?ワイ、そんな甘い話聞いてへんで!」
タクミ(冷や汗)
「魔界銀行から融資を……」
水神 (突っ伏して両手で床をバン!)
「融資!?そんなもんワイは知らん!あんたの夢やろそれ!ワイの水は高いんやで!ほな、1リットル1000金や!気に入らんやろ!?」
ミラ(数字を叩きつけて)
「合理的に考えると、採水コストは500金で収益率十分確保可能です」
水神 (ぶんぶん手を振って)
「500金!?高い!もっと高くせえ!あんた、水持って逃げたらどないすんねん!」
カーミラ(岩を叩き割って無言の圧力)
「……決着だな」
水神 (さらにごねる)
「待ちな待ちな!この水、ワイの命の水やで!?運搬中に漏れたり壊れたらどうすんねん!あんた責任取れるんかー!」
ヴァン(中二病的に炎を噴きながら)
「我が血の契約で水を守り抜く…!」
タクミ
「水神様、この水道管の維持管理を、毎月ご協力いただきたいんです!」
水神(両手を腰に当て、目を光らせて)
「なにやて!?管理費だと?水はワイの命の水やで?月々いくらやと思っとるんや?」
ミラ(電卓を叩きながら)
「合理的に考えると、水道管の維持費は月々100金で十分です」
水神(眉をひそめる)
「100金!?高いんか安いんか、わからんやないか!おばちゃんでももうちょいゴネるで!」
ヴァン(砂漠の太陽で蒸し焼き状態)
「月々100金!?中二病的に俺の宿命は……水を守るために燃えるのみ……!」
カーミラ(岩を蹴飛ばして無言で圧力)
「……承諾しろ」
水神(小刻みに足を踏み鳴らす)
「しゃーないな、100金やったら許したるわ!ただし、毎月チェックはワイが直接やで!漏れたら即、お仕置きや!」
タクミ(汗だくでうなずく)
「もちろんです、水神様!安全確認、漏水防止、パイプの魔力安定化、全てお任せください!」
水神(手を広げて)
「せや!それで納得したわ!月100金で毎月の水道管管理はワイが責任持つ!あんた、約束守ったら利益もええ感じになるで~!」
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水神様と水道契約の内容
水道契約日:即日締結
毎月の水道代(地下湖使用料):1リットルあたり500金(合理的価格)
水道管管理費(水神の維持監督):毎月100金
管理内容:水質チェック、漏水防止、パイプの魔力安定化
特記事項:水神による毎日の監査あり(破損や漏れがあれば即お仕置き)
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こうして、水神との契約は成立。
毎月100金の管理費を支払うことで、地下湖から地上まで安全に水を届けるパイプ計画が確定。
タクミチームは死の砂漠でも金儲け&リゾート開発への第一歩を踏み出した。




