第11章 「魔界ダンジョンリゾート × ラストシティ相乗効果 ― 魔界国家開発アーク始動!」
魔界1000階ダンジョンリゾート開業から一週間
魔界は史上最大級の大フィーバー。
魔界経済指数+450%アップ(ミラ算出)
ラストシティ宿泊率100%連日満室
1000階アトラクション待ち時間:最大9時間
ゴブリン職員のストレス指数:99%(過労死寸前)
ラストシティは
“観光客がダンジョン前で泊まる・食べる・遊ぶ”
完全な前線都市として大繁盛。
リーナ
「タクミ! ダンジョンリゾード効果デ、ラストシティガ金ノ滝ダヨ!!」
タクミ
「なんか……魔界の経済、俺たちに依存してない?」
カーミラ
「……利益は正義。」
ミラ
「財政黒字が化け物級です。魔界史上初です。」
ヴァン
「中二病的に言うなら……“我らは魔界の心臓”……ッ!」
魔王・ラスボッスデス、緊急記者会見
魔王が玉座で宣言する。
「魔界経済復活の立役者タクミ一行である!」
会場が湧き、石像まで震える。
つづけて魔王が新魔界プロジェクト発表。
「魔界国家開発アーク発動じゃ!」
【プロジェクト内容】
ダンジョン × ラストシティの成功を
魔界全域に波及させる国家プロジェクト
放置された魔界遺構・死の砂漠・呪いの森を
次なる観光地として再生
※タクミを最高責任者に任命
タクミ
「いや、魔界全域!? スケールでかすぎない!?」
カーミラ
「……覚悟しろ。」
リーナ
「ウフフフ……次ハ“魔界リゾート国家”ヲ作ル!」
■ウラボッスデス × タクミ
『魔界徹子の部屋(仮)』公開収録!
1000階のIKEYA風ラウンジで、黒曜石テーブルの前に二人が座る。
MC:ウラボッスデス
「ふふふ、今日は特別に“1000年ぶりの人間と対談じゃ!」
客席:魔族・観光客でぎゅうぎゅう。
ウラボッスデス
「タクミよ。あの腐り果てたダンジョンを
ここまで綺麗にしおって……
正直、我は……泣いたぞ。」
タクミ
「えっ!? あんなに怒ってたのに?」
ウラボッスデス
「最初は余計なことを、と思ったが……
利益率を見た瞬間に心が踊った!」
リーナ
(舞台袖から)「利益ノ女神ダネ!!!」
観客
「ウラ様~! 北欧IKEYA部屋最高~!!!」
ウラボッスデス
「タクミよ、次は“魔界ウラ百貨店”を作らぬか?」
タクミ
「またデカい話だ!!!」
ミラ
「計画書はすでに仮案を作っておきました。」
カーミラ
「……逃げられない。」
ヴァン
「中二病的宿命だ……!」
ラストシティとの連携強化
ダンジョン前にあるラストシティは、完全に“魔界の渋谷”状態。
ダンジョン帰りの客がラストシティで宴会
魔界グルメフェス開催
ゴブリン・デーモン・観光客が同じテーブルでカオス飲み会
遠征宿として超繁盛
ミラ
「ダンジョン→ラストシティ→再挑戦 の
“魔界ゴールデンループ”が形成されています。」
リーナ
「オ金ガ、グルグル回ッテ……最高ジャン!」
魔界国家開発アーク計画の始動
タクミの次なる仕事
① 呪われた砂漠 → “デスオアシスリゾート”
② 魔界島 →“デスアイランドリゾート“
③ 破滅の森 → “デスサファリパーク”
ウラボッスデス
「これ全部、お主に任せる。」
タクミ
「いやいやいやいや!!!」
カーミラ
「……また忙しくなる。」
ヴァン
「覚悟せよタクミ。闇の開発は終わらない……!」
リーナ
「儲ケノ匂イガースゴイ!!!」
ミラ
「プロジェクト資料、20冊作ってきました。」
タクミ
「もう逃げられないーーー!?」
魔界全域に宣言される。
魔王・ラスボッスデスが再び大号令をかける。
「魔界開発の中心は……不動産投資家タクミ一行じゃ!」
魔族たち
「おおおおおおおお!!!!」
タクミ
「よし、“魔界全土リゾート化計画”だ!!」
カーミラ
「……またカオス。」
ヴァン
「中二病的に最高だッ!」
リーナ
「魔界ハ金ノナル木!!」
ミラ
「予想利益率、宇宙規模です。」
こうして、
魔界の未来はタクミたちの手で、
さらにカオスな発展していくのであった。
✨第十八部 魔界の1000階ダンジョン老朽化物件編 完✨




