第9話 「極限工事後半戦 ― 501階~1000階、そして魔界IKEYA風玉座へ!」
500階までをどうにか“観光地”として成立させたタクミたち。
しかし、ここからが本当の地獄だった。
■ 501~600階
地獄の魔王遺構ゾーン ― 過去戦争の封印地帯
壁には魔王軍と勇者軍が戦った戦争跡が残り、
床には封印魔法のルーンが無数に走る。
そして最大の問題
侵入者が触れるだけで暴発する罠が1万個。
ミラ
「……罠密度、尋常じゃありません。」
ヴァン(震える炎を背に)
「1万……だと……!?
ここはもはや“罠の墓場”…!」
リーナ
「え?壊していいの!?再利用できないの!?」
カーミラ、淡々と:
「……不要。全部ゴミ。」
そして無表情で、
・爆破罠
・転移罠
・石槍罠
・魂吸引罠
を、次々と破壊。
ラスボッスデス(爆発煙の中で腕を組みながら)
「うむ。掃除が早い。」
タクミは古文書を解析して気づく。
タクミ
「……このダンジョン、魔界全域の“魔力配電盤”になってる……!」
ミラ
「ということは、魔力供給網を観光インフラに転用可能?」
タクミ
「ああ! 魔力光源、魔力エレベーター、魔力ジェット…
“魔界エネルギー・フル活用”の観光都市が作れる!」
リーナ
「魔力課金ビジネス!?
ガチャやろう!!」
タクミ
「やらない。」
■ 700階
無限階段の迷宮 ― エンドレスリピート地獄
階段を登っても降りても、同じフロアに戻る。
職人は三日連続で迷い、泣きながらぐるぐる回る。
ヴァン
「ク……呪いがループを生む…!
俺の時空斬りで破る!!」
→斬ってもまた同じ階段に戻る。
リーナ
「職人の時給が…!時給が永遠に出続けるじゃんか!」
タクミ
「いや、逆に観光アトラクションにするんだ!
“無限迷宮ツアー”として整備すれば、
安全に回るだけで大儲けできる!」
突然、空間が光り、階段の精霊が姿を現す。
古代精霊ステアリス(999階の管理者)
「1000年…
1000年ぶりに“話が分かる人間”が来た。」
タクミ
「あなた、999階の管理者なんですね?」
ステアリス
「その通り。よかろう、道を開く。」
階段が静かに形を変え、正しいルートが出現した。
リーナ
「よし!迷宮ルートを全部売り物にしよう!」
ミラ
「ステアリス様の管理する999階が、
“知識と試練のテーマパーク”になるわけですね。」
ステアリス(誇り高く)
「ああ。1000階はあの女王の趣味でおしゃれにされるらしいがな。」
古代精霊ステアリスの知識殿堂
タクミが計画するのは、
魔界の古代文明を展示する“魔界博物館フロア”。
ステアリス
「良いだろう。知識は金にもなる。」
リーナ
「ステアリスさん、良い精霊だねえ~!
一緒にマニア向けグッズ売ろうよ!」
■ 1000階
ウラボッスデス女王の希望 ― 魔界IKEYA風リフォーム開始!
ついに最終階。
玉座に座るウラボッスデスが、タクミに目を輝かせる。
ウラボッスデス
「タクミ!
わらわの玉座フロアを……
魔界IKEYA風おしゃれ空間にせよ!」
タクミ
「まさかの北欧スタイル!?」
ウラボッスデス
「そう!
・白木の玉座
・魔界スローガン入りクッション
・魔力フロアライト
・動く収納付き玉座
とにかく“映える”空間が欲しい!!」
リーナ
「家具全部売リニモノニスルネ!」
カーミラ
「……女王様、攻めすぎ。」
ミラ
「玉座に収納は…合理的です。」
ヴァン
「この空間…スタイリッシュすぎて…闇落ちしそうだ…!」
ラスボッスデス(腕を組んで笑う)
「よいではないか。我が義理の妹の願いよ。」
タクミ
「さぁ、最終工事だ!」
・魔力間接照明
・巨大玉座スタジオ
・撮影スポット
・魔界インテリア売り場
が次々と完成。
ウラボッスデス
「これぞ…
魔界IKEYA玉座フロア!
最高の“映え”じゃ!!」
タクミ
「以上で、1000階リフォーム完了です……!!」
カーミラ
「……またカオス。」
ヴァン
「中二病的に最高…!」
リーナ
「売リ上ゲ、魔界史上最大ニナル!!」
ミラ
「利益率、化け物級です。」
ラスボッスデス
「よくやったぞ、人間タクミ。」
ステアリス(頭を下げ)
「1000年ぶりに、誇らしい人間だ。」
ウラボッスデス(玉座で微笑み)
「タクミ、魔界の未来は明るいぞ!誉めて遣わす。」




