第7章 「ウラボッスデスの恐怖!1000階で待ち受ける古代魔族」
ダンジョン1000階 千年封印の玉座
地鳴りと共に、タクミ一行が最深部へ到達。
そこに鎮座するは、漆黒の玉座に座る古代魔族の美女。
ウラボッスデス
・ラスボッスデスの従妹
・千年前の大戦後から1000階に居座る恐怖の一族
・声は甘く艶やか、しかし殺気だけでゴブリン100匹が気絶するレベル
・美しいが、オーラが完全に“魔界の最終兵器”
ウラボッスデスの第一声
闇に響く声。
「貴様が“現場監督”タクミか?」
タクミ
「は、はいっ!異世界の日本から来ました……開発担当のタクミです!」
ウラボッスデスの眉がピクリと動く。
「日本? 聞いたことのない辺境……まあいい。
勝手に我のダンジョンをいじくり回したな??」
その瞬間、玉座の後ろの魔力が爆発。
リーナ
「ヒッ!? 賠償案件ジャナイ!?」
ヴァン
「やめろぉぉぉぉ!! この魔力、俺の中二センサーが爆発する!!」
カーミラ
「……怒り。」
ミラ
「魔力指数:暴走寸前です。」
ウラボッスデスが杖を叩きつけ、黒雷が走る。
「300階の毒沼!
500階の床なしスライム地帯!
800階の日替わり炸裂祭り!
全部“儂の趣味”だったのじゃ!!」
(※方向性が狂ってる)
タクミ
「(趣味だったの!?)」
タクミ、命がけでダンジョン再生プレゼン開始
「あ、あのッ! ですがウラボッスデス様!
このダンジョン……老朽化しすぎて、もう“いつ崩れてもおかしくない”状態でして……!」
ミラ
「築3000年・魔力基礎腐食90%の公的データを提示します!」
リーナ
「赤字! 赤字! 超赤字ィ!!」
しかしウラボッスデスの怒気は消えない。
「黙れ。我のダンジョンは……我のもの」
タクミ
「しかしこの危険さこそ、“観光資源”になります!」
ウラボッスデス
「……何?」
タクミ、一転して攻める
「魔力暴走を“光のショー”へ!
毒沼は“地獄スパ”として再利用!
スライム地帯は“高速滑り台”!
爆発階は“カオス花火ショー”に!」
ウラボッスデスの耳がピクリ。
怒気の黒雷が、パチ…パチ、と静まっていく。
「……それは……我の趣味を……
残しながら金儲けできるということか?」
タクミ
「はい! 魔界で最高の不動産収益物件になります!」
リーナ
「グッズ販売モセットデヤリマス! 通販モ!」
ミラ
「収支計画上、年間利益は“魔王軍の軍事費の3倍”見込めます。」
カーミラ
「……儲かる。」
ヴァン
「中二病的にも最高の演出だ……!」
ウラボッスデスの目が、金色に煌めく。
「……ほう。ほうっ……ほうほうほう!!
金の匂いがしてきたわ!!」
ウラボッスデス、一転ニコニコ
「タクミよ……
貴様、を我は気に入った!!」
タクミ
「えっ、怒ってません!?」
「怒っておったが、
今は儲かる話を聞いたのでな!」
魔王ラスボッスデス到着
「やはりか……従妹のウラボッスデスは金の話が大好きなのだ。」
ウラボッスデス
「タクミよ!
ダンジョン1000階の再生……
お主が再開発の指揮をとれ!」
タクミ
「え、現場監督から再開発総監督に出世!?」
ミラ
「昇給待ったなし……!」
リーナ
「収益分配ノ契約書作ルネ!!」
ヴァン
「俺にもポジションを……中二病担当で!」
カーミラ
「……不要。」
タクミ
「魔界1000階ダンジョンリゾート、開業だ!!」
カーミラ
「……混沌。」
ヴァン
「最高の闇だ……!」
リーナ
「観光ハ金ニナル!!」
ミラ
「利益率、化け物級です。」
ウラボッスデス
「儲けるぞォォ!! 魔界を観光地にするのじゃああ!!」
魔界史上初、
魔界1000階ダンジョン再生プロジェクトが正式に始動した。




