表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/12全話完結【ランキング32位達成】累計3万3千PV『異世界不動産投資講座~脱・社畜28歳、レバレッジで人生を変える~』  作者: 虫松
第十八部 魔界の1000階ダンジョン老朽化物件編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

174/238

第6章 「魔界労働組合結成!? 幽霊・悪魔・ゴブリンの団体交渉」

100階ダンジョン改修工事の現場事務所。

ミラが決算書を叩きつける。


ミラ「赤字の黒魔術が完成しました……。」


・補修費は天文学的、

・労災保険は銀河レベル、

・素材費は魔王軍の年予算超え。


リーナは机に突っ伏して叫ぶ。

「限界……モハヤ数字ヲ見ルト吐キ気シカシナイ……シヌ!」


タクミ

「バランスシートで死ぬ妖精初めて見たよ!?」


そこへ、カーミラが淡々と。

「……ゴミ物件」


タクミ

「毎話言うのやめろ!? 心が折れる!」



ダンジョン全域で、職員・モンスター・幽霊・悪魔の不満が爆発。

突然、玄関ホールに労働組合旗が掲げられる。


【魔界統一労働組合(通称:マ労組)】

幽霊、悪魔、ゴブリン、ミニデーモン、さらにはゴキ魔族まで参加。


幽霊代表

「成仏休暇の導入」

「死者への慰霊金の支給(死んでるのに?)」


ゴブリン代表

「洞窟の床補強」

「“毎日崩落クジ”の廃止」


悪魔職員代表

「魔王様に会いたい。生で拝みたい。」

→ 仕事の話じゃない


幽霊たちは顔だけ出して叫ぶ。


幽霊「我々は労働基準法すら超越した概念! 搾取はやめろ!」


タクミ「幽霊のストライキってどうするの!?」


ミラ「労災申請が……死者から毎日200件……」

タクミ「死ぬ前提の労災はやめて!」


労働団体組合交渉:カオスの極み

巨大な交渉場。全員が騒いでいる。


ヴァン、突然立つ

「静まれ……闇の獣たちよ……」と中二病演説を始め、

誰にも聞かれていない。


悪魔職員

「え、あの人なに?」

ゴブリン

「関わらない方がいいやつだ」


タクミ

「ヴァンの社会的ダメージが来るからやめて!」


組合が一番怒っているのはここ。


800階〜500階

スライムが繁殖しすぎて、床・壁・職員が溶ける。


スライム階職員の叫び

職員「昨日、同僚が出勤5秒で溶けました!」

職員「制服代の負担が大きいんです!」

職員「なんで俺たちにゴム短パンなんですか!?」


スライム(プルプルしながら)

スライム「悪意はないよ? お腹がすいてるだけ……」


タクミ「かわいい声して罪悪感ゼロ!?」


ミラ「スライム対策に“耐酸コンクリート”を導入するしか……」

→ 費用:魔王軍の国家予算の3倍


リーナ「赤字スギテ魔界ガ滅ブワ!!」


財務崩壊:全体地獄

ミラが震える。

「補修費……労災……スライム対策……全部合わせると……

ダンジョンは3日で破産します。」


タクミ「そんな軽い感じで発表すなーーー!!」


カーミラは腕組みして、淡々と。


カーミラ「……ゴミつまり、捨てるべき。」


タクミ「言わないで」


ヴァン「闇が……深い……(倒れる)」


リーナ「経理ノ闇モ深イ……(倒れる)」


タクミ「みんな折れるな!まだ始まってもないんだよ!!」


労働組合、まさかの“全階層スト”

幽霊も、悪魔も、ゴブリンも、みんなストライキ宣言!


スト理由:

・幽霊「鎮魂金を寄越せ」

・悪魔「魔王様のサイン会が欲しい」

・ゴブリン「毎日崩落で寿命が縮む!いや縮まんけど!」

・ミニデーモン「なんとなく参加してみた」


1000階ダンジョン、完全停止。


タクミ「ええええええええええ!?」


ミラ「もう……無理……仕事できません……」


リーナ「税金泥棒ッテコト……?」


ヴァン「俺の闇がストを止める……っ!」


と言いながら机に頭をぶつける。


カーミラ「……終わり。」


魔王から緊急通話


ドゴォォォォン!!


魔王・ラスボッスデスの巨大ホログラムが出現。


魔王「タクミよ……ストを止めろ。

 このままでは魔界の経済が死ぬ。」


タクミ「そりゃ死ぬよ!? 1000階全部ストなんだから!」


魔王「ついでに……

1000階のウラボッスデスが“現場監督タクミをよこせ”と怒っておる。」


タクミ「なんで現場監督タクミ指定!? 嫌な予感しかしない!!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ