表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/12全話完結【ランキング32位達成】累計3万4千PV『異世界不動産投資講座~脱・社畜28歳、レバレッジで人生を変える~』  作者: 虫松
第十八部 魔界の1000階ダンジョン老朽化物件編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

172/238

第4章 「階層調査開始 ― 地獄の1000階点検ツアー」

タクミたちはついに、魔界1000階ダンジョンの全階層点検ツアーを開始した。

現場の惨状を把握しない限り、補修工事どころの話ではない。


エレベーターは500年前に壊れていて、当然歩く。

カーミラが最初にぼそっと言う。


カーミラ「……歩きづらい。」


足元には瓦礫、天井からの落石、謎の粘液、爆発痕。

洞窟全体が “歩きづらい” の限界突破。


100階:ゴブリンの暴動階層


扉を開いた瞬間、ゴブリンが横断幕を掲げて暴れていた。


「労働時間を短くしろ!」

「トイレ増設しろ!」

「給料を“金貨1枚→金貨2枚”にしろ!」


タクミ

「要求、意外とまとも!? そして地味に高い!」


リーナ

「経費ガ……経費ガ……赤字」

胸を押さえ、数値が見えるように目が光る。

(現在:赤字 237万魔界コイン)


ヴァンは剣を構え、

「闇に堕ちた哀しき民よ……我が名が救いとなろう……」

と中二病全開でつぶやく。


ミラ

「やめて、刺激したら暴動激化します」


300階:毒沼ゾーン(腐臭MAX)


階段を降りると、鼻が曲がる腐臭。

沼一帯が青紫に泡立ち、気泡が弾けるたびに悪臭が爆発。


ミラ

「……浄化設備の稼働率0%。

この臭い、たぶん魔界の法律に……いや、宇宙法にも違反します」


タクミ

「宇宙法!? そんな危険レベル!?」


リーナ

「コノ臭イ……観光客来ナイ……赤字……赤字…………(2回目の過呼吸)」


カーミラは無言で毒沼を避けて歩くが、足元の瓦礫がガラガラ崩れる。


カーミラ「……歩きづらい。」(本日2回目)


500階:地獄の“床なし”スライム階


階の扉を開いた瞬間、全員の歩みが止まる。


床がない。

全部スライムが溶かして“海”になっている。


スライム

「ぷるん♡」


ミラ

「安全基準どころじゃありません!! この階……“概念としての床”が存在しません!!」


タクミ

「概念消滅……そんなのあり!?」


ヴァン

「大丈夫だ……! 我が影歩法なら、空を歩ける……!」

→ 実際は2歩で落下

→ スライムが嬉しそうにぷるぷる震える


リーナ

「転落事故……労災……補償金……赤字ァァァ!!」

(赤字:782万魔界コインに上昇)


800階:古代魔法陣の誤作動で“毎日爆発”階


次の階へ降りると、

ボンッッッッ!!!

と爆音。


床一面の古代魔法陣がバグって光り、

「起動 → 暴発 → 再起動」

を永遠に繰り返している。


ミラ

「これは……“毎日爆発”じゃありません。

毎秒爆発です……!」


タクミ

「何それもうテロ施設レベルじゃん!?」


ヴァン

「フッ……爆炎の洗礼、我が魂を焼き尽くせ……」

(実際は髪の毛がチリチリに)


リーナは爆風で計算機が壊れ、

「修繕費……想定外……破産……破産ッッ!!」

と三度目の絶叫。


カーミラは爆発の衝撃で瓦礫が足元に転がってきたため、

そっとよけながら一言。


カーミラ「……歩きづらい。」(本日3回目、しかも最も真理)


タクミ

「1000階全部……この調子ってこと……?」


ミラ

「はい。労災保険料の試算が……銀河レベルまで跳ね上がっています……」


リーナ

「銀河規模の……赤字ッ……!!!」

(赤字:推定1億4000万魔界コイン)


ヴァン

「ならば……我らの魂で黒字を刻むのみ……」

※誰も意味がわからない


カーミラは溜息をつき、ひたすら瓦礫を避けて歩く。


カーミラ「……本気で歩きづらい。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ