第9章 「竜族公認リゾート初営業 ― カオスな数の観光客襲来」
竜王半島。
火山の熱気、海風、そして空を覆う巨大な竜の影。
その影の正体は、空中スカイラウンジホテル
《ドラゴンスカイホテル/Dragon Sky Hotel》。
竜族と人間が同時に宿泊できる、
異世界初の“竜共存リゾート”。
空に浮かぶスカイラウンジ。
火山の熱で輝くマグマスパ。
竜の巣を改装したクラウンスイート。
夜になると竜たちが空で“光の旋回舞踏”を披露。
初日営業
想像を超える観光客が押し寄せた。
「やっべぇ!ドラゴンが目の前で寝てる!!」
「え、ちょっ、しっぽ踏んだら怒る?怒るよね?」
「空飛ぶホテルとか意味わかんねぇ!!最高!!」
「火山噴火ショー、生で見ると人生観変わるレベル!!」
火山ショー&竜咆哮アトラクション、大盛況
観光客A
「ちょ!いま、火花みたいなの飛んでこなかった!?あれ竜の鼻息?!」
観光客B
「火山の熱風が顔に!!熱い!!でも気持ちいい!!」
観光客C
「竜の咆哮アトラクション、鼓膜が震えるッッ!!」
火口の中心では、竜族が“竜の舞”ショーを披露。
巨大な竜たちが空で舞い、熱風の渦が観客を包む。
ミラ(データ分析しながら)
「観客満足度98%。炎による軽度のスリル体験が高得点を記録」
リーナ(竜に通訳しながら)
「チャント並ンデ~!炎ヲ吐クノハショーノ時間ダケナリ~!」
ヴァン(全身から中二病を溢れさせながら)
「見よ!炎と空の狂宴!これこそ――我が闇の翼が導く竜王国の祝福!!!」
周囲の観光客
「誰だあの黒マント…?」
「中二…いや、逆に面白いな」
「写真撮っとこ!」
リゾート中央の火口が爆発的に盛り上がる。
ズゴオオオオオオオオオン!!
溶岩が噴き上がり、竜が咆哮するたびに客が歓声。
「きゃーー火山ショー最高!!」
「耳が壊れる!でも至福!!」
「竜の咆哮の生音、音圧が心臓に刺さる!!」
ヴァン(ポーズを決めて)
「この咆哮…魂が震える…
まるで俺が主役のアニメ第一話の決めシーン……!!」
タクミ(汗だく)
「景色最高、治安最悪…でもこれがリゾートだ!!」
ミラ
「観光客の行動パターン…危険寄り。データ的に言えば“バカが多い”です。」
火口マグマバンジージャンプ
火山口周辺にはすでに長蛇の列。
“マグマの真上を飛ぶバンジー”は予約殺到で一週間待ち。
溶岩が煮えたぎる真上に設置された特殊バンジー。
素材は竜族の鱗で、頑丈すぎて逆に怖い。
観光客H
「むりむりむりむり!!!絶対むり!!死ぬ!!!」
観光客I(ジャンプ直後)
「ぎゃああああああああああ!!!!!
熱い!怖い!でも超映えるーーーーー!!」
観光客J
「写真見て!私の絶叫顔、炎の柱に飲まれそうで最高!!」
リーナ
「金ニナル……スゴク金ニナル……!」
カーミラ
「……落ちても保険入ってる。」
ミラ
「はい。落下死亡確率2.3%、利益率は通常アトラクションの4.2倍です。」
タクミ
「やばい。 俺、マジで“ドラゴン界の孫正義”になってる……?」
空中スカイラウンジホテル
《ドラゴンスカイホテル/Dragon Sky Hotel》
ドラゴンがホテルのフロントで案内する。
「いらっしゃいませ、人間の方…こちら翼置き場です」
「空中ラウンジは飛べない種族の方も利用可能です」
観光客
「丁寧!!かわいい!!」
リーナ、横で満面の笑み。
リーナ
「客単価ト満足度が二倍ニ跳ね上ガッテルナリ~
竜族ノ接客ハ金ニナル~」
カーミラ(背筋を伸ばしながら)
「……勝利」
カーミラのその一言だけで、スタッフが全員締まる。
魔族も竜族も、人間も、空気が「よしやるか」になる。
リゾート中に広がる観客の声
観光客D
「竜が温泉入ってるーー!!可愛い!!」
観光客E
「やば、竜の鱗サウナ、汗めっちゃ出る!!」
観光客F
「炎のジェットコースター、死ぬかと思った!!いや、人生で一番スリリングだわ!!!」
観光客G
「空のスカイバー、竜族のカクテルうま!てかバーテンダー竜じゃん!」
観光客H
「竜に乗れるの!?追加料金!?払う払う払う!!!」
観光客I
「もはやテーマパークじゃなくて新世界www」
タクミ(もう涙目)
「これだよ…これを俺は作りたかったんだ…!」
竜族も大満足
長老竜A
「人間、やるではないか。」
長老竜B
「火山口をここまで美しく使うとは……見直したぞ。」
長老竜C(観光客の自撮りに映り込み)
「……儂、人気出ておる?」
タクミ
「はい、“ドラゴン老人会アイドル枠”でバズってます。」
オープン初日、混沌の中でリゾートは大成功。
しかし同時に混沌そのもの。
火山の轟音、竜の咆哮、観光客の奇声。
ぜんぶ混じってカオスの大合唱。
タクミ
「……どう考えても、想定以上にバグってるよな」
ミラ
「ですが、データ上は“成功”です。
むしろ、危険性が売りとなって人気が高騰」
タクミ
「成功の定義が狂ってる気がする……」
ヴァン
「中二病的に最高の開業だ……闇の翼が広がる音がする……」
カーミラ(無言で一言)
「……盛況」
夕暮れのドラゴンスカイラウンジ。
火山の赤、海風、竜の影が揺れる。
ホテルのバルコニーでタクミが叫ぶ。
タクミ
「景色最高、治安最悪!
でもこれが
竜王半島リゾートだ!!」
歓声と咆哮が重なる。
ヴァン
「中二病的に……最高の開業だ。」
カーミラ
「……勝利。」
ミラ
「売上、初日で目標の320%超えました。」
リーナ
「竜ト人間ノダブルマージンで更ニ儲カル!!」
タクミ
「竜王半島は成功した。でも…これで終わりじゃない」
リーナ
「次ノ不動産投資、モウ候補アルナリ~~。儲カルナリ~~」
ヴァン
「次は…もっと危険で、もっと中二病的な地へ」
ミラ
「安全性より“話題性”を重視するのは危険ですが、あなたたちの基準だと許容範囲です」
カーミラ(静かに)
「……行く」
そこへ、突如、漆黒の魔法通信が現れた。
映し出されたのは、魔界の王
魔王ラスボッスデス
「タクミよ。 魔界の《魔の1000階ダンジョン》が、
築数千年の“老朽化により問題物件”になっておる。
どうにかしてくれぬか?」
タクミ
「ダンジョンの……老朽化問題……?」
魔王
「地番沈下、連投式階層、幽霊住民トラブル…… お前にしか頼めん。」
タクミ
「……よし、行くか。 竜王半島の次は魔界ダンジョンの開発だ!」
カーミラ
「……また地獄。」
ヴァン
「待てタクミ! 魔界は俺の出番だろう!!!中二病的に!!」
リーナ
「魔界デ、金稼ゲル……!」
ミラ
「資料まとめておきます。」
タクミ
「次なる挑戦地へ出発だ!!」
火山の光と竜の咆哮に見送られながら、
タクミたちは次なる地。魔界の魔の1000階ダンジョンへ向かう決意を固めた。
✨第十七部 竜王半島の開発編 完✨




