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12/12全話完結【ランキング32位達成】累計3万3千PV『異世界不動産投資講座~脱・社畜28歳、レバレッジで人生を変える~』  作者: 虫松
第十七部 竜王半島の開発編

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第8章 「竜族公認リゾート完成への最終試練 ― 火山・空・海の安全審査」

竜王半島。火山の噴煙と地割れの裂け目が渦巻く中、タクミチームは建築完了したリゾートの最終チェックに臨む。


マスタードラゴンをはじめ、竜族長老たちが審査員席にずらりと並ぶ。


タクミ

「本日は我々人間チームの全力をかけた、竜族と共存型リゾートをご覧いただきます!」


ヴァン(中二病感満載で咆哮)

「我が魂の炎と、大地の怒り、空の支配、全てを込めたプレゼンだ! このリゾートこそ、竜と人間が共に生きる聖域!」


リーナ(小さくメモしながら)

「竜が喜ぶ=お金になる…これで利益率は…ふふふリ~」


カーミラ(無言で一言)

「……始めろ」


①火山安全性テスト


火山口の上に設置されたスパを見せるタクミ。


タクミ

「噴火の熱を活かしたスパで、安全性は耐熱構造・耐震設計済みです」


ヴァン

「火山弾よ、我が杭打ちパワーを受けよ! 避けろ!!」(火山弾を避けつつ中二病のポーズ)


ミラ

「温泉温度、火山活動頻度、溶岩流予測モデル…全てクリア」


リーナ

「ここに竜用の金鉱観光ツアーも設置すれば、さらに利益増リ~」


マスタードラゴンが鋭い目で観察する。

一瞬、火山の爆発のような咆哮が轟き、作業員は悲鳴。


②空の試験


スカイホテルと空中アトラクションを披露。竜が飛び交う中、タクミは空中デッキの安全性を説明。


タクミ

「竜が飛んでも、人間観光客が安全に滞在できる構造です!」


ヴァン

「我が血潮の如き勇気で、竜の翼を駆け抜ける勇者達の安全を守る!!」(意味不明に絶叫)


リーナ

「飛行竜ツアーノチケット収益モ計算済~」


カーミラ(無言で一言)

「……安心」


③海・地面の試験


地割れや津波リスクを考慮した海岸線施設を紹介。


タクミ

「揺れにも津波にも耐える海沿いの絶景ホテルです。避難路も竜族と人間の双方を確保済み」


竜長老A

「人間…ここまで考えるとは…」


マスタードラゴン

「…うむ。安全性は認めよう」


最終交渉へ


タクミは竜族の条件をまとめ、共存型リゾートの価値をプレゼン。


タクミ

「火山の炎も、竜の咆哮も、観光資源に変えました。竜族の安全と尊厳を守りつつ、観光価値を最大化。人間と竜族の協力でのみ成立するリゾートです!」


ヴァン

「中二病全開だが、この魂の誠意…伝わるはず!!」


リーナ

「利益も…安全モシッカリ出ル計算ナリ~」


カーミラ(無言で一言)

「……認めて」


マスタードラゴンが火口の上空で羽を広げ、震えるような咆哮を一つ。


マスタードラゴン

「よかろう。人間と竜族、共存型リゾートを承認する。破壊ではなく協力で観光資源を作るとは…見事だ」


竜族たちが拍手と咆哮で祝福。

タクミチームは大喜び、リーナは早速収益予測表を確認。


ヴァン

「ふはは…炎と大地の調和、俺の中二魂も昇天した…!」


カーミラ(無言で一言)

「……完了」


ミラ

「データ通りの安全性と利益率を保証。人間と竜族、共存可能です」


タクミ

「これで竜族公認リゾート完成…俺たちの挑戦は一歩成功だ!」


竜王半島に、世界初の人間×竜族共存型リゾートが誕生した。

だが、火山活動と竜の自由な生活はまだまだ続く。


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