第7章 「火山口カオス建築開始 ― 竜の条件反映」
竜王半島。火山口の噴煙が空を焦がし、地割れが縦横に走る。
タクミチームは、ついに竜族の条件を反映したリゾート建築を開始する。
タクミ
「よし、火山噴火を活かした絶景スパに、咆哮ショー用アリーナ…安全策も忘れずに!」
ミラ
「各施設の耐震・耐熱・耐竜咆哮設計を完了。師越の施工進行率45%、リスク指数7.3%です」
カーミラ(無言で一言)
「遅い」
ヴァン(炎を避けつつ杭を打ち、叫ぶ)
「こんな炎と地割れの中で杭打つなんて…俺の中二病魂が歓喜している…!」
リーナ(竜語を翻訳しながら)
「竜族A:『人間が作るもの…信用ならん!』
竜族B:『でも温泉はいいな…』
竜族C:『観光客は試食対象に…いや、違う!』
翻訳完了ナリ~」
タクミ
「ちょ、竜族C!? 試食ってなんだ!」
ヴァン
「俺の中二力をもってしても、試食される観光客を救えん…!」
竜族の長老たちが意見をぶつけ合う。
長老ドラゴンA
「人間のリゾートなど危険! 火山口近くなど絶対ダメだ!」
長老ドラゴンB
「いや、火山の熱と光でショーができる…観光資源になるぞ!」
長老ドラゴンC
「オーシャンビューを邪魔する樹は切らせぬ! 観光客はむしろ監視対象!」
リーナ(翻訳)
「……要するに『リゾート建築は恐いけど、楽しそう』って意味ナリ~」
タクミ
「なるほど…意見が割れている今こそ、交渉のチャンスだ!」
タクミは竜族たちをまとめるため、あえて反対派の不安を煽りつつ安全策を提示する。
「火山噴火や地割れの演出は残します。しかし全施設は耐震・耐熱設計済み。竜の安全も観光客の安全も守ります」
長老ドラゴンA
「ほ、本当に守れるのか…?」
タクミ
「守ります。そして咆哮ショーでは、あなた方竜の力を最大限活かす。観光客を“試食”にする必要もない」
リーナ
「竜族A:『試食は禁止! 安全なら認める』」
カーミラ(無言で一言)
「よし」
ヴァン
「くっ…俺の中二魂も、竜族の咆哮と共鳴する…!」
カオス建築現場
地割れが裂け、火山弾が飛ぶ中、巨大なオーシャンビュー施設が建設される。
咆哮ショー用アリーナは、竜の炎で演出。作業員は悲鳴と笑い声をあげながら作業する。
ミラ
「施設の施工進行率65%。作業員の士気もカーミラの一言で急上昇」
カーミラ(無言で一言)
「頑張れ」
リーナ
「モウスグ、リゾート完成ナリ~!」
ヴァン
「炎と大地の調和…これこそ俺の中二パラダイスだ…!!」
タクミ
「よし、これで竜族の条件を反映したリゾート建築、第一フェーズ完了…」
火山の噴煙が上がり、竜の咆哮が轟く。
タクミ不動産投資チームの挑戦は、まだ始まったばかりだった。




