第1章 「竜王半島到着 ― 大地が割れる荒地」
タクミたち不動産投資チームは、噂に聞く竜王半島へ上陸した。
海岸線を抜けると、目の前には断崖絶壁と裂け目だらけの大地が広がる。
地面は竜の暴れによって無残に裂け、火山は噴煙を上げている。
タクミはため息混じりに地図を広げる。
「……絶景。だが、試練も多すぎるな…不動産投資家としての腕の見せ所だ」
カーミラは一言だけ。
「……危険」
ヴァンは岩場を駆け上がり、両手を広げて空を仰ぐ。
「ドラゴン…すげぇー! 中二病パワー全開…!俺の魂が震える…!」
その瞬間、噴煙の向こうから巨大な影が現れた。
悠然と飛ぶ金色のマスタードラゴン。
その鱗は朝日に反射してキラキラ光り、まるで宝石のようだ。
リーナは目を輝かせ、羽をパタパタと震わせる。
「キラキラ光ル竜ノ鱗…コレハ金ニ ナル!」
ミラはタブレットを片手に解析モード。
「タクミさん…温泉湧出、金鉱あり、最高のオーシャンビュー。条件はパーフェクト…でも……」
画面を指差す。
「竜が暴れすぎて更地、地割れ日常、火山活動で震度7が毎日、しかも地主竜族全員が契約に異常にうるさい……」
タクミは頭を抱える。
「……よし、ここをどう開発するかだな。不動産投資家としての戦略を練るぞ」
ヴァンは両手を突き上げ、叫ぶ。
「震えろ…この中二病的絶景に! 俺の心はもうドラゴンと同期した…!」
カーミラは小声で一言。
「……阿呆」
リーナはドラゴンに近づき、光る鱗を指でつまむ。
「ワタシ、コレ、売ル…?」
地面がゴゴゴと揺れ、火山が咆哮する。
「竜王半島、やっぱりカオスすぎる!」
タクミチーム、絶景と絶望の間で目を見合わせる。
だが、タクミの目はすでに光っていた。
「…ここにリゾートを作る! 竜の暴れも観光資源に変えてみせる!」
ヴァン「中二病的に無理ゲー…最高だ!」
カーミラ「……仕方ない」
リーナ「ワタシ、竜ト共ニ稼グ…!」
そして、竜王半島のカオスなリゾート開発の幕が切って落とされた。




