第9章 「ホエール最終兵器との決戦 ― アクア=マリーナ初戦!」
深海都市アクア=マリーナ
水深2000メートルの海底に広がる未来都市は、轟音と振動で揺れていた。壁の亀裂は広がり、排水管の逆流が激しくなる。
「都市の浮力が不安定だ!高層区が傾く!」タクミは魔力制御盤を操作し、リアルタイムで浮力補正を行う。ミラは魔法陣で避難通路を結界化し、住民の安全を確保。
住民や海族兵士、技術者たちも協力し、都市は防衛準備を整える。
押し寄せる機械海底獣
ドゴォォン! ガガガガッ! 水中を揺るがす巨大な轟音。
クジラ型戦艦、蟹型機械、サメ型兵器、潜航艇型。無数の機械海底獣が都市に迫る。
潜航艇型は下層都市の基礎を狙い、蟹型は港湾施設を破壊、サメ型は高速旋回で避難ルートを妨害する。
タクミは都市全体の防衛配置を即座に修正。
「敵の進路を読み、補強フレームと魔力砲台で誘導する!」
カーミラは鋼鉄のボディで主要フレームを抱え、巨大蟹型兵器に突撃。
拳で砕けたフレームを叩き込み、蟹の装甲を粉砕する。
ヴァンは影剣βを抜き、遠隔魔法射撃で都市周囲の侵入ポイントを牽制。
「深海の闇に沈め、影の刃よ…! 俺を止められる者などいない!」
塩分対策済みとはいえ、魔力波動と水圧で一時的に動きが鈍るが、ヴァンは鋭い判断で旋回するサメ型兵器を正確に斬撃。
潜航艇の側面を断ち切り、都市への進入を封鎖。
遠隔射撃でクジラ型戦艦の魔力砲台も次々無力化する。
「鋼天裂斬!」
カーミラは空中で回転しながら拳を振り下ろし、蟹型兵器二体を同時粉砕。
「鋼天破砕!」
地面を殴りつけると振動波が潜航艇型兵器のバランスを崩し、下層侵入を阻止する。
その圧倒的力で都市下層の侵入を防ぎ、住民避難路の安全を確保。
都市防衛チームはカーミラの突撃で戦意を鼓舞され、さらに士気が高まる。
ホエールの旗艦出現
深海の暗闇から、圧倒的な振動と波動が都市を襲う。
ゴォォォォォ……!
水深2000メートル、都市の高層区を軽く覆い尽くす巨大クジラ型戦艦が浮上。
艦体は鱗状の硬装甲で覆われ、艦首には都市消滅用超高圧魔力砲が三門搭載。
艦橋に立つ海族CEOホエールの巨体は、圧倒的な魔力を放ち、水中全域に威圧感を漂わせる。
「愚か者どもよ! お前たちの抵抗など無意味だ!
海底都市も住民も、この私の掌中で粉々に砕ける運命だ!」
都市は水圧と衝撃波で揺れ、排水管の逆流はさらに激化。
タクミは制御盤に手を置き、深く息を吸う。
「これが……ホエールの本気か……だが、俺たちは諦めない……!」
カーミラは鋼の拳を握りしめ、ヴァンは影剣βを構える。
ミラは光の魔法陣で告発書類を守りつつ、敵艦の魔力波動を解析。
都市全体が戦場と化し、押し寄せる機械兵器の波とホエールの旗艦の脅威が交錯する中、タクミたちは最終決戦の準備を整える。
ついに、ホエール旗艦との海底の最終決戦が始まる。




