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愛して哀して…そして堕ちて逝く
さて、皆さんは怪談等でなぜ女性が多いのかを考えた事があるだろうか…
牡丹灯籠
四谷怪談
清姫伝説
安達ヶ原の鬼婆
滝夜叉姫(五月姫)
等々あるが
昔に比べ現代は『愛する』という事が酷くなっていると感じてしまう
怪談の題材にされた
牡丹灯籠は愛する人と添い遂げたい思いで霊になり
四谷怪談は尽くしてきた者からの裏切りにより
清姫は愛が哀へと代わり、その体を変化させ
安達ヶ原の鬼婆は自らの手で娘とお腹の子供を失い
滝夜叉姫は親の仇を取る為に鬼となる
【かわいさ余って憎さ百倍】
と諺にあるが
昔は男尊女卑であり、女性の地位も低かったが
医療関係も衛生面も悪かった為に生まれる子供には愛を与えていた(例外あり)
特に女性は愛が深く…その為、反転すると
鬼等に転化するのだろう…
さて、現代で反転する程に『愛』が深い人間はどれだけいるのだろうか…