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海の守り人~私は私のやり方でこの海を守る~  作者: アオサマ
キャリア体制反対派事件編
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断ればいいだけです

「今、一番辛いのは渚です」

「どういうことですか?」

甲上は意味がわからなかった。

「瀬野少将は宗谷派で、幼い渚に剣を教えた一人でもあります。

渚本人から聞いたことがあるので、間違いありません」

甲上は言葉がなかなか思いつかなかった。

「…その、そもそも瀬野とは誰ですか?」

僅かな時間で本部にいる兵の名前を把握した甲上だったが、自分の記憶に当てはまる人物は存在しなかった。

「甲上監査官がご存知無いのも無理ないです。

支部の人ですから。

宗谷大将が亡くなられた後、自ら支部への移動を志願したんです」

宗谷派のほとんどが宗谷の死後、支部へ移動したり、辞職していた。

いづらかったのだ。

また、宗谷の意向と現在の本部のやり方も異なっている。


反対派の瀬野に桜木が誘われている。

桜木だって宗谷を尊敬してきた一人だ。

いや、一番と言っていいかもしれない。

それでも、今やらなければならないことがある。

「誘われているなら、断ればいいだけです。

武装闘争なんて絶対にさせません」

甲上の声は驚くほどしっかりとしていた。

植村はそんな甲上の様子で行き先の変更を決意した。


海軍本部に戻った甲上は、志摩と話をした。

話し合いはスムーズに進んだ。

志摩も同じことを考えていたのだ。

内容はほぼ桜木が考えるものと同じになった。

その後の対応も迅速に行われた。

しかし、間に合わなかった。

瀬野グループが本部に乗り込んできたのだ。

にらみ合いが始まる。

「瀬野少将、やめなさい」

志摩の声が響く。

「海軍本部を攻撃することがあなたの本望ではないでしょう

!」

「黙れ!

お前たちのやってることは海軍を滅ぼす!」

瀬野たちは今にも攻撃を始めそうな勢いだ。

その勢いに甲上はのまれていた。


そして、戦闘は始まった。

それは海兵同士の悲しい戦いだった。


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