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海の守り人~私は私のやり方でこの海を守る~  作者: アオサマ
4年前の真実編
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女子会

翌日、休みなく強鷲号は出航した。


夜、甲上は植村に女子会に誘われた。

女子会と言っても、この船の女性群は甲上、植村、平木、医務官2人、給仕官2人と桜木だけだ。

桜木を除いた7人で女子会は行われた。

監査官の職務からは逸脱しているが、役職関係なしと言われ誘われたこともあって参加した。

たわいもない話で盛り上がる。

たまにはこういうのもいいと思った。

そこに桜木がやってきた。

「何、やってんの?」

桜木は扉を開けた途端、この女性だけの世界に驚いていた。

男ばかりの社会で育ってきた桜木にとっては、あまりにも見慣れない光景だった。

「女子会。

渚も混ざりなよ~」

植村は酔っていた。

「女子会って何?」

桜木にとっては新鮮な響きだったらしい。

「私のこと羨ましいって言ったでしょ?

だったらね、渚もね、みんなと積極的に関わってかないと…」

桜木は困った顔をしながらも大人しく従った。

座った場所が甲上と平木の間だったため、平木が緊張してしまった。

「それでいい」と呟きながら、また酒を飲む植村。

「強くないんだから、やめときなよ」と桜木。

「やーだ。

ここ最近、ストレスたまることばっかりだったんもん。

少し飲ませてーよ」

植村の酔い具合に桜木は困っていた。

「桜木さんはストレスとか無いんですか?」

甲上が聞く。

「…有ると言われれば、ほとんどのことがストレスのようにも感じるし、無いと言われれば、無いかな」

「なんだそれ」

口に出したのは植村だけだったが、全員が思っていた。

「いちいち、どれがストレスかを考える方がストレスじゃない?」

「なるほどね。

あーあ!

私も渚みたいに考えられたらいいのにな~」

と言いながら、植村は寝てしまった。

「だから、やめとけって言ったのに」

そう呟きながら、桜木は軽々と植村を背負った。

そのまま船長室に連れていったため、会はお開きになった。


朝。

「2日酔いですか?」

伊竜が頭を押さえていた植村に水を手渡した。

「うん、飲み過ぎた」

「船長!大変です!」

慌てた様子で雨宮がやってきた。

兵士の一人が高熱を出して寝込んでいるという。

「なんで?風邪?」

「医務官にもわからないそうです」

「他に風邪気味の人は?」

甲上が聞く。

「いません。

みな、元気です」

その兵士は謎の病に冒されていたのだった。


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